ノルウェー/ノルウェーの観光・世界遺産

ノルウェーの世界遺産(2ページ目)

北欧ノルウェーには、6つの文化遺産と1つの自然遺産、計7つの世界遺産があります。その中でも旅行客の間で人気があるのが、ノルウェー西部にあるフィヨルド群と、ベルゲンにある木造倉庫のブリッゲンです。今回はこの7つのスポットとアクセス方法、周囲のおすすめ寄り道スポットをご紹介します。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

中世の町並みが残る、元鉱山の町ロロスとその周辺

美しいロロスの町並み

美しいロロスの町並み (C) Destinasjon Roeros/Roeros, Johnny Mazzilli

1644~1977年の333年間にわたり「銅鉱山の町」として栄えたノルウェー中部にあるロロス村は、1980年にユネスコの文化遺産として登録されました。今でも中世当時の雰囲気が残り、教会を中心に木造の家々が並び、周囲には壮大な自然が広がっています。1679年にはスウェーデン軍による攻撃をうけましたが、町はその後修復され、2000棟の家屋や製錬所が今でもその形を残しています。

■周囲のおすすめ寄り道スポット
ロロスは、1914年にマイナス50.4度を記録した「ノルウェーで最も極寒の地」ともいわれています。その寒さの中で地元の工場で製造されるニューウール100%の温かいロロスツイード社のブランケットは、日本を含む多くの国で愛されており、おみやげとしてもおすすめです。
ロロス観光サイト(英語)

■アクセス方法
オスロから飛行機で約50分(ヴィデロー/Widerøe航空の公式サイト)。オスロから電車でHamar乗り換えで、約5時間(チケットはノルウェー国鉄NSBの公式サイトや駅の窓口などで購入可能)。

ノルウェーの建築デザインを求めて、ウルネスの木造教会

ノルウェー最古の木造教会undefined

ノルウェー最古の木造教会 (C) Espen Mills / Matlangsnasjonaleturistveger.no / Visitnorway.com

西部にあるウルネスの木造(スターヴ)教会は1979年にユネスコの文化遺産に登録されました。かつてヨーロッパ各地を襲撃したヴァイキングと、その後ノルウェーに伝わったキリスト教の文化が融合した建築様式が現存しています。1000棟以上あったとされる木造教会も、今は28棟しか残っていません。1130~1350年に建てられたとされる木造教会の中で、ウルネスの木造教会は最も最古のものとされています。

■周囲のおすすめ寄り道スポット
ウルネスの木造教会を見るなら、ノルウェーの5大フィヨルドのひとつであり、ヨーロッパで最も長いとされるソグネフィヨルド観光をセットにするのがおすすめです。

■アクセス方法
ルストラフィヨルド沿いにあるルステル/Lusterという町の崖の上に教会はそびえ立っています。アクセス方法の例としては、ベルゲンからNOR-WAY Bussexpress会社が経営するバス450番で約5時間かけてSogndal skysst.駅へ。Sogndal skysst.駅からバスで約20分かけてSolvorn駅へ。Solvornからフェリーで約20分かけてOrnes駅まで向かいます。Ornesから徒歩で20分かけて教会にたどり着きます。
ウルネスの木造教会(英語)
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