パークマンション赤坂氷川坂
現地は標高24m。建物の基礎は地下26mまで打ち込む18本の杭で構成される。構造は免震。積層ゴムとオイルダンパーを地下ピットに設ける。敷地形状とかかる制限など与えられた条件から導き出したファサードはシントメトリーである。フォーマルな印象の車寄せや基壇部の石の外壁が際立った重厚感を醸成するものと思われる。1階はコンシェルジュカウンターやロビーのある共用フロア(一部2層吹き抜け空間)。住戸は2階から13階。およそ5階~12階が、120平米台南東角、100平米台南向き中住戸、140平米台南西角住戸の3戸一となる。免震の採用からか、あるいは敷地サイズ故か、駐車場は地上建物内部にタワーパーキングを組み入れる方式としている。南東角住戸に隣接するが、境界のコンクリート壁は図面集を見る限り他のそれより分厚い。これにより、駐車場付置率は100%超を確保できている。
階高は3.45mである(最上階の13階のみ3.75m)。主だった住戸の天井高を記しておこう。120Cタイプ(4~9階)と100Cタイプ(5~12階)のリビングダイニングと玄関部分が2.3m(折り上げ部分2.55m)。100Cタイプと140Aタイプ(5~9階)のマスターベッドルームが2.3m(折り上げ部分2.55m)。3タイプともその他は浴室と一部シューズインクローゼットを除き、居室から廊下、収納まですべて2.3mである。十分な階高を設け、梁や空調設備などを取り込みながら凹凸の少ない空間であることを優先したようだ。
外観デザインを重んじたためか、(もとよりこの敷地規模であれば)室内へのフレーム(柱)の出っ張りは止むを得ないのだが、開口のほとんどがガラスウォールであるために開放感は数値以上ではないだろうか(右上画像参照)。特筆すべきは、全居室が開口部に面している点だ。間口(まぐち)の広さとともに採光をできるだけ奥へ取り込もうとする工夫が見逃せないポイント。見学の機会があれば、モデルルームのバスルームで是非確認されたい。
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