博物館が密集する人気スポット、ビグドイ
オスロのアートを満喫しよう!
オスロの南西に位置する小さな半島ビグドイ/Bygdøyは、王室の別荘もある閑静な高級住宅地であり、旅行者が必ずといっていいほど訪れる贅沢な博物館エリアです。ヴァイキング船博物館をはじめとするノルウェーの歴史や文化に触れることのできるスポットが密集しています。いくつかの博物館を訪れるなら半日、じっくりと見て回るなら1日かけて楽しみたい場所です。
今回はフィヨルド観光をしながらの各観光スポットの廻り方と、地元民の間で人気のフィヨルド沿いの砂場ビーチをご紹介します。
フェリーでオスロ・フィヨルド観光をしながらビグドイへ!
夏のオスロ・フィヨルドの潮風を浴びながら、プチクルーズ気分
市庁舎前のフェリー乗り場。早めに並ぼう
市バス30番や観光バスでも約20分かけてビグドイへ向かうことができますが、おすすめはオスロ市庁舎前からでている小型のフェリーに乗り、オスロ・フィヨルドを渡りながらビグドイへ行く方法です。潮風に吹かれながら、10分かけてフィヨルドを渡ると、博物館前の停留所まであっという間に着きます。フェリーからは、オスロ市庁舎、アーケシュフース城、アストルップ・ファーンリ現代美術館も見渡すことができます。
フィヨルド・プチクルーズは観光客にも人気あり
オスロ市庁舎前からでているこのフェリーは夏季限定で3月後半から10月初頭まで運行されています。ハイシーズン(2013年5月1日~9月1日)は時間帯にもよりますが1時間に2~3便船が出港しています。チケットは船内でも購入できますが、事前に近くのチケット売り場などで購入したほうがお得です。オスロ市庁舎/City Hallからはフェリーはふたつの停留所にしか停まりません。それはヴァイキング船博物館に近い「ドロンニンゲン/Dronnningen」と、フラム号博物館に近い「ビグドイネス/Bygdøynes」です。下記では、さらに詳しくこのふたつの停留所から降りた場合の各スポットのまわり方をご紹介します。
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フィヨルド・クルーズとオスロ観光(英語)
オスロ市庁舎からでるフェリーの詳細は「Public ferry」をクリック
チケット料金:大人50ノルウェークローネ(2013年度)、観光カードOslo Passで無料で乗車可
ドロンニンゲン停留所から、ヴァイキング船博物館めぐり!
ビグドイでまず優先して訪れておきたいところが、ヴァイキング船博物館
至るところに各博物館への道順を示す看板があるので、旅行者も徒歩で移動しやすい
ビグドイでまずは絶対に訪れておきたい場所が、ヴァイキング船博物館です。ビグドイ内を走っているバスに乗っても数分で到着することができますが、多くの観光客はフェリーの停留所から各博物館へは歩いていきます。地図を持った旅行者の方々に着いていけば、高確率で最寄りのノルウェー民族博物館かヴァイキング船博物館に到着するでしょう。また、日本のガイドブックではあまり紹介されていませんが、ノルウェー王室の夏の別荘であるオスカー・ホール城(詳細:
Oscarshall)が夏季限定で一般公開されています。
限られた旅行スケジュールの中で、「ビグドイではせめてヴァイキング船博物館だけでも訪れておきたい……!」という方は多いかもしれませんが、できればすぐ近くにある民族博物館もセットで訪れてみてください。ヴァイキング船博物館は館内が意外と狭く、あっという間に見学が終ってしまう場合があります。「ヴァイキング船博物館だけ」に期待をふくらませるのではなく、「博物館めぐり」をビグドイ訪問の目的にしてみてください。
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おすすめの人気博物館とビーチをご紹介します。