リーダーシップ/リーダーシップの基本知識

リアルリーダーになるための4つのポイント(2ページ目)

書物やWEBサイト等で、著名なリーダーの方々の言葉を参照すると、対する相手をチームや集団としてではなく、人間対人間の関係にまで落とし込んでいます。なぜなら、彼らは「チームを動かしているのはリーダーではなく、メンバーひとりひとりである」ことを理解しているからです。今号ではそのようなリーダー達の言葉を4つに大別した形でご紹介します。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


3.「頼られる存在になれ」 

リーダーは常にメンバーから背中を見られている存在です

リーダーは常にメンバーから背中を見られている存在です

人に自分の指示を聞いてもらうためには、自分が信頼されていなければそれは難しいものです。しかし、信頼を測ることはほとんどの場合、不可能です。それでも個人間の信頼は連携を促進します。

「いかに人を導くか」だけでなく、「自分はどんな人なら信頼するか」「どんな人間に付いて行きたいか」。それだけでも、持ち合わせたいところです。

4.「メンバーの支援者たれ」 

言い換えると「人間性」ということでしょう。実際誰しもが大きな失敗をしたり、気を落としてしまうことはあります。そういった場面でどんな形であれ、その人を上手にケアできると、チーム全体のモチベーションにむらを作らずに済みます。

また、個人の成果に対して敬意を表し、その献身をしっかりと認識することもここに当てはまるでしょう。感情論に走るつもりはありませんが、それでもやはり人は人。褒められるのは嬉しいものです。その重要性をリーダーという立場になる人間には理解してほしいものです。

事業計画を立て、それを関係各所に共有し、厳しいクライアントの要求にも応え、上司・部下をまとめ、そしてその日の最後には仲間と共にビールで乾杯。当たり前のストーリーですが、日々皆さんがやられていることとほとんど変わりはないでしょう。

「僕らはリーダーシップという言葉に振り回されているのではないか?」――。そう思ってしまうほど 、著名なリーダーたちの言葉は生活にまで根ざしています。どんな立場の人間であれ、自主性を持って仕事をしている場合、著名なリーダー達はその人のことをリーダーとみなしているのです。

毎日私達が実践していることと変わりはないかもしれないです。ただ、リーダーと言われる人々がやるべきことも、日々の生活でやっていることと何ら変わりはないのです。

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