例えば、月10万円の賃料収入で、年間120万円の収入がある収益物件を、投資家の資金500万円と借入金1500万円とで2000万円投資した場合、見た目の利回りは6%になりますが(下図参照)、借入金の支払利息(金利3%の場合)45万円を差引くと75万円ですから、これを投資家の資金500万円に対する配当と考えると、その実質的な利回りは15%に跳ね上がります。
見た目の物件利回りが6%ですから、投資家の利回りが9%向上し、投資効率に関しては1.7倍(9%÷6%)になっているわけです。
(本来の投資より)どの程度レバレッジ効果が効くかは、全体の投資に対する借入金の比率と借入金の金利により変化してきます。
これは、従来からある実物の不動産投資でも使われていた古典的な手法ともいえます。