食事ダイエット/食欲を抑える方法

生理前は食べても太らない⁉ 食欲を活用したダイエット法

多くの女性が、生理前の空腹や食欲に悩まされていると思います。ですが、生理前こそ実はしっかり食事をとる方がダイエット成功しやすいってご存知でしたか?生理前に食事制限をするのではなく、食欲旺盛な時期をうまく活用してダイエットを成功させましょう!

執筆者:阿部 エリナ

生理前こそ食事制限せず、「食べて」ダイエット!

生理前こそ我慢せず、食事をきちんととってダイエットしよう

生理前こそ我慢せず、食事をきちんととってダイエットしよう

生理前の食欲は女性ホルモンによるものだから、自制するのはなかなか難しいところ。でも、太りたくないからなるべくなら食欲を抑えたい……。ダイエットのために食欲を抑えていると、それがかえって心身のストレスを呼び起こして過食癖を増大させていることもあります。

ダイエットにおいて大切なのは、四六時中食べないように食欲をコントロールすることではなく、体の欲する時に欲するものを与えてあげて、心身のリラックスをはかりつつ、ダイエットを頑張る時と休憩する時のメリハリをつけること。実は、生理前はしっかり食べている人のほうが痩せやすいって知っていましたか?

<目次>  

主食は好きなだけ食べて良し、でも1日5食に分けて

生理前こそ我慢せず、食事をきちんととってダイエットしよう

間食代わりに最もおすすめなのがおにぎり!

妊娠を想定している生理前は、赤ちゃんの分のエネルギーも確保しようとしているため、普段よりも食欲が増大してしまいます。これは、体の自然な働きなので避けることはできません。体が必要としているものを拒んで無理に「食べない」ことを続けていると、体は飢餓状態を感じて食べたものを体の中に蓄積し、極力エネルギーを消費しないように代謝の力を落としてしまいます。 普段はご飯などの主食の量をセーブしている人も、生理前は食欲に従って主食をきちんと食べましょう。ただし、主食だけを延々と食べるのはNG。血糖値の急激な上昇を招いて太りやすくなるのはもちろん、PMSの症状が強くなってイライラを増大させるリスクもあります。量は気にせず主食をしっかり食べる代わりに、血糖値の変動を小さく抑えるために、1日5回に分けて食べると良いでしょう。

間食代わりにおにぎりを食べると、むやみにお菓子に手を出さなくなるのでおすすめです。通常の朝食、昼食、夕食ではおかずもしっかり食べて、間食として食べる2回はおにぎりだけでもOK。定期的に糖質を体に補給してあげることで血糖値が安定するので、生理前特有の強い空腹感に悩まされなくなります。
 

味付けの濃いものを食べて良し、でも野菜をたっぷりプラスして

生理前は体が水分を抱え込みやすく、味を感知する舌の細胞も水分を抱え込むため、普段の味付けでは「薄い」と感じて味付けが濃いものを食べたくなる衝動に駆られます。

なので、いつもは味付けの濃い外食やコンビニ食などを避けている人も、生理前だけは味付けにこだわらず好きなものを食べましょう。油の摂取を控えるために揚げ物を避けていたり、糖質の多いソースやケチャップ、砂糖を料理に使わないようにさっぱりとした料理を食べることが多いという人もいますが、生理前もそのような食事を続けていると、食事への満足度が低くなりかえってお菓子欲が増えてしまいがちです。

生理前は必要量以上にお菓子を食べることのないよう、できるだけ通常の食事で満足できるようなものを食べると良いでしょう。揚げ物もOK、調味料たっぷりでもOK。ただし、腸内から体への吸収を抑えるために、食物繊維が豊富な野菜や海藻類を必ず一緒に摂取するようにしましょう。味付けの濃い料理と組み合わせるので、野菜料理は生や蒸し野菜などで油を使わない料理がおすすめです。
 

生理明けのダイエットの仕方

お菓子は食べてもOKだが、お菓子を食事代わりにするのはNG!

お菓子は食べてもOKだが、お菓子を食事代わりにするのはNG!

ダイエット中はお菓子は大敵!と避けている人も、生理前だけはお菓子を食べることを許してあげましょう。お菓子を食べたい!と思いながら、お菓子のことを常に考えながら1日を過ごし、数日後に爆発してお菓子を過食してしまうくらいなら、毎日少しずつ食べて心身を満足させてあげたほうが過食を防ぎダイエットにはプラスです。

もちろん、食事代わりにお菓子だけを食べるのはNG。1日3~5食に分けて食事をして、かつ味付けの濃いものを食べてもそれでも満足できなかった時にデザートとして食べる程度が適切です。間食ではなく食後のデザートとして食べれば食べ過ぎを防げるでしょう。

ただし、日頃よりお菓子の摂取量が増えた分、食欲が落ち着く生理明けは1~2日は糖質制限をして体をリセットしましょう。「夕食だけ主食を抜く」「1日2食、主食を抜く」「主食は食べるが、糖質の多い野菜や果物は食べない」「お菓子を食べない」「糖質の入った調味料を使わない」など、糖質制限といっても方法は様々です。心身にストレスのかからない方法でプチ糖質制限を実践してください。ただし、ストイックに長期間にわたって行うと体の冷えを招き、かえって痩せ体質から遠ざかることもあるので注意しましょう。


生理前の食欲と上手に付き合うようになったことで、食欲を我慢していた頃よりも減量がスムーズに進んだという女性はたくさんいます。食べないことばかりが正しいダイエットではありません。体の声に耳を傾けて体が欲しているものを補給しつつ、心身ともにスッキリする生理明けからまたダイエットに励む、というメリハリをつけることが、女性のダイエットを成功させる秘訣です。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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