特別扱いされる花嫁は存在するか?
ガイド:NG花嫁の話が続きましたが、逆に今度は“愛される花嫁”になるためのコツをさぐりたいと思います。思わず特別扱いしたい、と思ったお客様について教えてください。
世界でたった一人の花嫁を美しく彩るために、サロンだって懸命なんです!
A子さん:実は今日、そんなお客様がいらっしゃいます。私のサロンは二の腕や背中はあくまでフェイシャルのオプションでしか受け付けていないんです。その方は顔もお背中もお手入れされたかったんですがどうしてもご予算が合わない方で……お話するうちにどうしても応援したくなってしまって、結局何回か通ううちにお背中だけの回ももうけることにしました。
ガイド:その決め手は!?
A子さん:本当に気配りのできる素敵な方だったんです。サロンの経営事情も十分に察してくれて、ちゃんとフェイシャル込みで予約してくれましたし、遅刻も無断キャンセルもないですし、人として女性としてきちんとしていらっしゃる。やはりそういう女性にはどうにかしてあげたいって思っちゃいます。もちろん私の場合は個人サロンだからできるわけで、何人もが働くサロンでは難しいと思いますが。
やはり「信頼」こそが幸せな花嫁への秘訣のようです
B子さん:信頼されていると思うと時間的にも予算的にも頑張っちゃうことってありますよね。うちも長いお客様ばかりなので、もう自分の姉や妹を送り出すような気分になってます。
ガイド:なんて心強い味方でしょう。
いつまでもずっと付き合っていける。そんなサロンに出会えたらこれこそが生涯の幸せなのかもしれません
A子:最初にお母様がお見えになっていて、その後おばあさまが来て、最後はお嬢様がブライダルエステでいらして、なんて親子3代でお見えになるお客様もいらっしゃいます。そうなると自分はもう「外にいる“家族”」。そうでなかったとしても大切な花嫁さんをお手伝いさせていただけるわけですから本当に母親や姉のような気持ちになりますね。
ガイド:エステティシャンがそういう気分で応援できるよう、私たちも最低限気をつけるべきマナーを守っていきたいですね。ご協力いただいたエステティシャンの皆様、貴重な本音トークをありがとうございました!