中国茶/おいしい中国茶の入れ方

電茶壺で湯温にこだわってみよう(2ページ目)

湯温を変えるだけで、お茶の味や香りはがらりと違った表情を見せることも。お茶のおいしさに直結する、お湯の温度を数字で確認できる電気ケトルは、入門者の強い味方になってくれそうです。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド


デジタル温度計付き電気ケトル

デジタル温度計付き電気ケトル(電茶壺)

デジタル温度計付き電気ケトル(電茶壺) (※)


2013年6月下旬に、中国茶ファン待望のデジタル温度計付き電気ケトルが発売されます。お茶のおいしさに直結するお湯の温度が目で確認できるだけでなく、茶席になじむ雰囲気のある外観はそのままに、日本の安全基準に沿うよう改良された日本仕様の電茶壺です。

自動で設定できる温度は、50℃、80℃、100℃の3種類。表示パネルには、お湯の温度がリアルタイムに表示されるので、今ケトルのお湯は何℃なのかが一目で分かります。微妙な温度の加減によって、うっとりするほどの良い香りが引き出せたり、驚くほどの甘みや旨みを味わうことができたりするほど、お湯の温度は味や香りに大きな影響を与えます。お湯の温度によって同じお茶でも様々な表情をみせてくれることを知ると、ますますお茶を淹れるのが楽しくなっていきます。それはティーバッグのお茶でも同様です。

手軽においしくお茶が淹れることができれば、もっとお茶が飲みたくなります。素敵な茶館に出かけたり、道具を揃えてゆっくり楽しむ時間はなかなかないという方も、お茶の種類に合った温度のお湯でさっと淹れるだけで気軽に自宅で本格的な中国茶を楽しむことができるのは嬉しいことです。

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