例えば、「彼、プロポーズしたんだけど、ふられちゃったんだって!」と言いたいとき。
普通に考えると、「拒絶される」って何だっけ? と考えてしまいがちです。
しかし、その大人語を捨てて、子供語に変換してみましょう。
すると、「彼女、彼にノーと言ったんだって!」
She said NO to him.
と、簡単シンプルな表現を使っても、十分に通じてしまうのです。
ほかには、「彼、外車買ったらしいよ。これ見よがしに運転してたって!」と言いたいとき。「これ見よがし?=誇示して?」と、考えてしまいがちです。
しかし、その大人語を捨てる。では、何と考えたらよいのでしょうか?
「彼、みてみて! って感じに運転してたよ!」と考えてみる。
He was like “look at this”.
これで、これ見よがしな雰囲気も十分伝わってきませんか?
ポイントは、大人的な日本語を大人的な英語に変換しようとしないこと。みなさん、もう話せるだけの十分な語彙を持っているのです。自信を持って、「大人語」を捨ててみてください。
子供に質問されたとしたら、何と答えるか。
自分が子供の語彙しか持っていないとしたら、どうやって話すかを考えてみましょう。
知らず知らずのうちに、「英語も同じように、大人語で話さなくてはいけない」と思い込んだ結果、「あー、この単語が分からない!」「あの単語も分からない!」と、「自分の問題点は、単語力なんだ!」と思い込んでいる方が非常に多いのです。
「あれ? ○○って英語で何ていうんだっけ?」と止まってしまった時は、子供に「○○って何?」と聞かれたら何と答えるか、を考えてみてください。
意外と自分の単語力で表現できる内容の多さに驚くかもしれません。
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