マレーシアの楽しみ方

KL,モスク

マレーシアはイスラム教を国教にしており、街のいたるところにモスクがある

多民族国家マレーシア。“多民族”とは、たとえるなら、アメリカ人、イタリア人、日本人が同じ国に暮らしているようなもの。食文化も宗教観もそれぞれに異なります。そのためマレーシアの見どころは多岐に渡っており、イマイチつかみどころがない、と言われることも……。でも、この多様な価値観こそが、マレーシアの魅力! 何度行っても新しい発見があり、新しい魅力に出会うことができるのです。また、見る人によって表情が変わるのもマレーシアという国の醍醐味。今回紹介するマレーシアの楽しみ方で、あなただけのマレーシアの顔を探ってほしいです。


美しく荘厳な建造物に触れる。

ブルーモスク

シャーアラムにある通称ブルーモスク。ミナレットの尖塔が青空に向かってのびている

マレーシアには、街のいたるところに人々の“祈り”の場所があります。マレー系民族のためのモスク、中国系民族のための中国寺院、インド系民族のためのヒンズー寺院。なかでもイスラミックアートに彩られた荘厳で美しい空間、モスクにはぜひ足を運んで欲しいです。

マレーシアのモスクは観光客にとてもオープンです。イスラム教徒のお祈りの時間帯以外ならモスク内を見学できますし、写真撮影もOK。モスク内は熱がこもらないように設計されていて、大理石がひんやりと冷たく心地いいのです。

高等裁判所

旧連邦事務局のビル

行政都市プトラジャヤにあるのは、かわいいピンク色の「プトラモスク」。シャーアラムの「スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク」は通称ブルーモスクと呼ばれ、マレーシア最大の規模。圧倒的な存在感があります。「ナショナルモスク」はクアラルンプール中心地から電車で10分。ちなみに、ナショナルモスクの近くには、西洋のお城のように瀟洒な建物、旧連邦事務局のビルがあります。こちらも異国情緒満点の写真スポットです。

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マラッカ、ペナン。世界遺産の街歩き

プラナカンマンション

ペナンのプラナカンマンション。タイルの柄が特徴的

マレー半島の南に位置するマラッカ。そして北西の海に浮かぶペナン島のジョージタウン。2008年「マラッカ海峡の歴史都市群」としてユネスコの世界遺産に登録された2つの街。西洋の占領下にあったころのモダンなデザインや昔ながらの中国系家屋が溶けあい、風情ある街並みが広がっています。

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ペナン島のジョージタウンは、ウィットに飛んだストリートアートやカラフルな色に塗られたかわいい家々に心が躍ります。無雑作に置かれた古びた自転車さえも、まるで映画のワンシーンのよう! 風水に添って建てられたチョン・ファッツィー・マンションに泊まって、ローカル屋台でのんびりとコピ(マレーシアのコーヒー)をすすれば、昔にタイムスリップができそうです。

古都マラッカは、きらびやかなプラナカン文化を堪能しましょう。ビーズサンダル、クバヤ刺繍、カラフルなニョニャ食器はお土産にもぴったり。代々受け継がれる秘伝のレシピで作られるニョニャ料理はハーブをふんだんに使い、野菜もたっぷり。旨み、酸味、辛味が一体化した奥深い味わいは絶品です。

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大自然に身をゆだねる。ボルネオ、ランカウイ

ランカウイ

ランカウイの夕焼け。大自然の癒しが心にしみわたる

ランカウイは、クアラルンプールから飛行機で約1時間のリゾートアイランド。ザ・ダタイ、タンジュンルー、フォーシズンズなど高級リゾートホテルが立ち並ぶ半面、島全体は太古のままの自然が残っています。鬱蒼としたマングローブ林の間をカヌーで探検するリバークルーズ、夕陽を見ながら海水のジャグジーに浸かるサンセットクルーズで自然を満喫しましょう。

クアラルンプールがあるマレー半島に対し、東マレーシアと呼ばれるボルネオ島北西部。熱帯雨林のジャングル、東南アジア最高峰のキナバル山、先住民族の伝統文化など、マレー半島とはまた違った魅力にあふれています。コタキナバルを拠点に、オランウータン保護区を見学したり、また東南アジア最高峰のキナバル山登頂を目指すこともできます。

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マレーシア料理を味わう

マレー料理

緑に包まれたお洒落レストランもマレーシアならでは

「マレーシア料理ってどんな料理ですか?」とよく聞かれますが、ひと言ではいえません。ナシゴレンもサテーもチキンライスもバナナリーフカレーも、全部マレーシア料理です。というのも多民族のマレーシアは、民族ごとに受け継がれている料理があり、種類の多さたるや目を見張るほど。そのどれもが本格派、というから、食いしん坊にはたまらないグルメ天国なのです。

代表的なのは3つの民族のグルメです。ココナッツミルクとコク深いチリソースが決めてのマレー系。日本人にもおなじみの飲茶から北京ダックまで味わえる中国系。バナナの葉っぱに盛り付けるカレー、シェフのパフォーマンスが醍醐味のインド系。本国の味を受け継ぎ、ときに他民族と融合しながら大切に育まれているマレーシア料理。バラエティに富んだ料理の種類は、マレーシアという国を象徴する存在でもあるのです。

また、アジアといえば屋台文化。屋台料理を堪能したいなら、なんといってもペナングルメです。アッサムラクサチャークイテオなどペナン発祥の屋台料理をチェックしましょう。

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南国リゾートでのんびりする

チェラティン、クラブメット

チェラティンにあるクラブメットのリゾート。シャレー式の宿泊施設も素敵

マラッカ海峡と南シナ海に囲まれたマレーシアは、アイランドやビーチリゾートの宝庫。たとえばランカウイ島やボルネオ島のコタキナバルなら、規模の大きな豪華リゾートでのんびり。ティオマン島やレダン島のようなこじんまりとした島には、ホスピタリティに富んだアットホームなリゾートが満喫できます。なかでも、マレー半島の西に浮かぶパンコール・ラウ島にあるパンコールラウ・リゾートはぴかいち。300エーカーにおよぶ島のほとんどが熱帯雨林に包まれ、豪華リゾートといえど、野趣溢れた自然が主役なのです。

シュノーケリングやダイビングなど海の綺麗さにこだわるなら、レダン島、ランテンガ島などの東海岸がおすすめ。透明の海には、カラフルなサンゴや多種の熱帯魚が無数に生息しています。ただ、モンスーンの影響で4~9月ごろの乾季のみの営業となるので、旅行時期には注意が必要。ダイビングなら、東海岸のシパタン島がメッカです。

もうひとつ、忘れてはいけないゴルフ。南国リゾートでのプレーをおすすめします。首都クアラルンプールのゴルフ場もいいのですが、コタキナバルキャメロンハイランドなどのリゾート・ゴルフ場のほうが、眩しい緑のなかでのんびりとプレーを満喫できます。

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ショッピングを楽しむ

ピーターホ―

お値段は多少しますが、帰国しても使えるかわいい雑貨が揃っている

クアラルンプールのブキビンタン通りは、シンガポールのオーチャード通りを彷彿させるショッピングストリート。巨大モール・パビリオンには、おなじみZARAやTOP SHOPなどの海外ブランドがずらりと軒を連ねています。ガイドがマレーシアに行くたびに必ず立ち寄るのは、level4にあるsalaianca。ビビッドな色使いに繊細なビーズの刺繍をきかせたアジアンテイストの洋服。パーティー服やファッションのアクセント使いにぴったりのアイテムが並んでいます。また、お手頃価格の夏のサンダルもぜひ物色してみてください。ちなみに、いわゆる高級ブランド店は、日本とあまり変わらないお値段ですが、マレーシアであれば、気軽に店内を見てまわれる、というメリットがあります。つまり、短パン、Tシャツ、サンダルという格好でも問題ないので、お目当てがあれば気軽に寄ってみるのもいいでしょう。

かわいい雑貨を探すなら、モノレール「Medan Tuanku」駅近くの雑貨店「ピーターホー」です。マレーシア人デザイナーの作品で、トートバック、鍋敷き、写真たてなど、使える雑貨が並んでいます。マレーシアならではのキッチュなデザインにカラフルな色使い。お土産にもぴったりです。

安くってアジアっぽいお土産なら、小さな小売店が集まったセントラルマーケットへ。立地は先のピーターホーの近く。また、マレーシア名物の食べ物をお土産にしたいなら、スーパーにレッツゴー。子供に人気のマンゴーグミ、マレーシア特産の紅茶など、幅広いアイテムが揃っています。

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