ペナンのおいしい~は、屋台料理にあり!
ペナンのラクサ屋台。匂いが強烈だが、克服すると病みつきに!
食の都ペナンでは、ぷりぷりの新鮮シーフード、強い火力で一気に仕上げる屋台飯など、百花繚乱のグルメが楽しめます。ペナンのグルメは、クアラルンプールのローカル料理に比べるとあっさり目の味付けが多く、素材そのものの旨みを大事にしています。
といってもインド系やマレー系の料理もおいしい!おすすめは、インド系屋台の「LINE CLEAR」」
ペナングルメを楽しむポイントは2つ。1つは、中国系のマレーシア料理を堪能すべし。なぜなら、ペナンは住民の半数を中国系が占めているので、中国系の料理こそが地元の人の厳しいチェックを受けている料理ということ。つまり、漢字で名前が綴られた中国系屋台を要チェックです! もう1つは、日本でも、大阪と広島では“お好み焼き”の内容が違うように、クアラルンプールとペナンでは同じ名前でも内容が違う料理があります。ラクサ、ホッケンミー、オタオタなどで、これらの料理はもれなくペナン子のこだわりが詰まったご当地料理。マスト・トライ!です。
それでは、ペナンの名物グルメをご紹介します。オススメの店の住所は記事を書いた時点のものです。どれも屋台なので、予告なく変更される場合があります。また、営業時間、休日データにつきましては、記事最後に記載の参考文献より。こちらは2009年時点のデータになります。
ペナン名物料理1 ペナン・アッサム・ラクサ
ペナン・アッサム・ラクサ3.5リンギ(約100円)、「Joo Hoi Cafe/愉園茶室」にて
観音寺ふもとのラクサ屋台「AIR ITAM」は地元の人に絶大な人気。発酵海老ソースが多めで強烈な香り
2011年、アメリカのCNN局が発表した世界の美食ランキングで堂々の7位に輝いた料理! ラクサは、日本で言えばラーメンのような存在で、地方によって味が違います。たとえば、クアラルンプールでラクサといえば、カレー麺。ペナンでラクサといえば、この魚スープ麺です。鯖や鰯の身と唐辛子を豪快にミキサーにかけ、そのままスープとして煮込んだ料理で、アッサムのしぼり汁が爽やかな酸味をプラスしています。ちなみに、クアラルンプールでもアッサム・ラクサは食べられますが、あまりオススメしません。アッサム・ラクサは、ペナンがNo.1です!
<DATA>
■Joo Hooi Cafe / 愉園茶室
住所:475, Jln Penang, 10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
アクセス:Jln Penangの警察署近く
営業: 10:30~17:30
無休
ペナン名物料理2 チャー・クイティオ
チャー・クイティオ7.5リンギ(約200円)。「Kafe Heng Huat/興發茶室」にて
クイティオは、中国広東から東南アジア一帯で食べられている平たい米麺のこと。マレーシアでは10ミリの生麺を使い、その代表料理がチャー・クイティオ(クイティオの炒め麺)です。ペナンが発祥と言われており、巨大中華鍋でジュッジュッと麺を炒めている料理人をあちこちで見かけます。つるつるの麺に溶き卵がからまり、ぷりぷりの海老やカリカリの豚の脂身の食感が贅沢なこと! ただ、ちょっぴり気になるのはカロリー。毎日食べたら危険な気がします……。
<DATA>
■Kafe Heng Huat / 興發茶室
住所:108 L, Selamat, 10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
アクセス:チョン・ファッツィー・マンションからタクシーで10分
営業: 11:30~19:00
火曜休
※タクシーのドライバーさん(中国系マレーシア人の場合)に聞けば、ほとんどの人が知っています。
ペナン名物料理3 ホッケンミー
ホッケンミー3.5リンギ(約100円)。トッピングの揚げ玉葱が香ばしい
地元メディアで紹介されているおじちゃん。やさしい笑顔で作ってくれる。「海安飯店」にて
クアラルンプールで暮らしていた私にとって、ホッケンミーといえば黒ソースの炒め麺。ところがペナンのホッケンミーは、海老のダシがたっぷりきいたスープ麺! クアラルンプールでプロウンミーと呼ばれている料理が、ペナンのホッケンミーなのです。麺はビーフンとイエローミーのミックスで。海老の殻で丁寧に取ったダシは、旨みたっぷりながらもさっぱりしていて、ゴク飲みしてしまいます。ちなみにホッケンとは、漢字で書くと福建です。
<DATA>
■Hai Oan / 海安飯店
住所:53-55, Jln Burma
アクセス:Jlan Penangの警察署近く
営業: 8:00~15:00
月休