紅斑の予防法
前述の通り、紅斑は、それ自体は悪いものではありませんが、長期間にわたって続くと、さまざまな悪影響を及ぼします。紅斑の長期化を防ぐ方法を紹介します。正しくシャンプーをする
シャンプーが頭皮に残らないよう、よくすすぐこと
参考:ヘアケアの基本「シャンプー」にこだわりを
頭皮の乾燥を防ぐ
紅斑が出ている頭皮が乾燥すると、細菌などが皮膚の内部に侵入し、炎症が起きやすくなります。乾燥させないためには潤いを与えることが重要。頭皮が乾燥しないよう、シャンプー後に化粧水や乳液などをつけましょう。粘度が高いクリームは、毛穴がつまる原因になるのでNGです。参考:乾燥は大敵!うるおい頭皮は女性の美髪を生む
適度にブラッシングする
ブラッシングは、頭皮を刺激して血行を良くします。また、皮脂の分泌を促して髪に行き渡らせ、頭皮の余分な角質を落とす効果もあります。適度なブラッシングは、紅斑を予防する効果が期待できます。頭皮にやさしいクッションブラシを使って、やさしくブラッシングしましょう。頭皮に強くブラシをあててブラッシングすると、症状が悪化するのでご注意を。参考:基本が肝心! ブロー&ブラッシング術
ヘアケア製品を過剰に使用しない
ヘアケア製品によるアレルギーが、紅斑の原因になることも。新商品を試す際は慎重に
いくつもの製品を同時に使っていると、原因の特定が困難になります。過剰に使用したり、頻繁に変えたりするのは、控えたほうがよいでしょう。頭皮に異常が出たときは、すべてのヘアケア製品の使用をやめ、皮膚科にかかることをおすすめします。
参考:頭皮のフケ、かゆみ…アレルギーが原因かも
頭皮の日焼けを防ぐ
5~9月ごろまでは、紫外線から頭皮を守る工夫を
参考:女性の頭皮の日焼けが抜け毛の原因に!?
症状を自己判断しない
紅斑は痛み、かゆみが出るまで自分では気づきにくいので、その前に発見することが大切です。「髪の専門家」を利用して、定期的に頭皮のチェックをしてもらうことをおすすめします。できれば、頭皮のターンオーバーの周期である月に1回がベストですが、季節の変わり目(3ヵ月に1回)でもよいでしょう。アレルギー症状が出やすい春、汗をかいて頭皮が不潔になりやすい夏、夏のダメージを回復させる秋、頭皮の血流が悪くなる冬に訪れると効果的です。定期的にチェックすることが、頭皮の健康を維持することにつながります。
参考:ボロボロになる前に。髪の専門家は頼れる存在
長期化を防ぎたい紅斑。顔だけでなく、頭皮についても関心を持ち、5年後、10年後も美しい髪を生み出す健康な頭皮をめざしましょう。
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