カードケースを手作り! 名刺にカード、工夫次第で用途も色々
ビジネス用とは別に、趣味用の名刺入れを、お気に入りの布で作ってみませんか?
ついついたまってしまう名刺やポイントカードを、手作りのケースに収納してみませんか? 持ち運びに便利な名刺入れと、たっぷり入るカードケース、2種類の作り方を紹介します。
私は、お財布が入らない小さなバッグを持つ時は、名刺入れにクレジットカードを入れて、後は小銭入れを持って出かける時もあります。名刺入れといっても、名刺以外の物も入るので、あると便利に使えます。また、大き目のカードケースの方には、お札が入るスペースを作りました。用途に合せて、色々アレンジして作ってみてくださいね!
カードケース・名刺入れの手作りに準備するもの
厚紙は、空き箱を利用
・布
・バイアスまたはふちどりテープ
・厚紙
・針と糸
・はさみ、定規、チャコペン など
布は伸縮性があると扱いにくいので、伸縮性のない、しっかりしたタイプを選ぶと、仕上がりがきれいです。
名刺入れの型を準備
名刺入れの型。縫い代は1cm
出来上がりサイズは約8×10.5cm。布は表と裏、2枚準備します。布の裏側に縫い線を描きます。縫い代を周囲に1cmとり、縫い代線で布を裁ちます。
縫い線は、幅8cm×たて約23~25cm。たての長さは、ふたになる箇所が直線ではないので、位置によって長さが違います、詳しくは画像を参考にしてください。画像の数字が縫い線(cm)です。
名刺入れの作り方の手順
1:2枚の布を、内側に布の表がくるように合せます。画像のアキ(脇の片側、10.5cm)以外の周囲を縫います。中表に合せて、アキ以外の周囲を縫う
2:アキの箇所から、布を表にひっくり返します。アキ部分の縫い代を内側に折り、全体にアイロンをかけておきます。下から7cm、そこから10.5cmの線(型画像の点線、名刺を入れる箇所とフタになる所)に、アイロンで折り目をつけておきます。
ひっくり返してアイロン
3:約7.5cm×10cmにカットした厚紙を、アキ口から入れます。芯として使う厚紙は、お菓子の空き箱を2枚重ねてテープで止めた物を使用しました。アキ口を、まつり縫いで閉じます。
厚紙を入れる
4:画像のように、布の下側から約7cmの箇所を折ります。袋状になるように、脇をまつり縫いします。
脇をまつり縫いする
5:フタがきちんと閉じる方が良ければ、スナップボタンを付けます。スナップボタンの付け方は、「スナップボタンとかぎホックの付け方」の記事を参考にしてください。
好みでスナップボタンを付ける
6:出来上がり。フタを閉じると、こんな仕上がりです。
ふたを閉じると、こんな感じ
カードケースの型を準備
カード入れの型。縫い代はつけません
出来上がりサイズは、約18×10cm。
A:本体 18×25cmを2枚
B:仕切り 18×17cmを1枚
Aの方には、画像のように、下から7cm、10cm、8cmの所に印をつけておきます。型を布の裏側に描き、型の線で布を裁ちます。今回は、バイアステープで布端の処理をするので、縫い代はとりません。
カードケースの作り方の手順
1:布の裏側に型を書き、縫い代をつけずに、型の線で布を裁ちます。縫い代無しで、布を裁つ
2:Aの布を外表(布の表側が外になる)に合せます。上下をバイアステープでくるみ縫います。Bは布の表側が外になるように半分に折り、布端を同じくバイアステープでくるみ縫います。バイアステープの付け方は「バイアステープの使い方(縁取りタイプのテープを1回のミシン縫いで)」を参考にしてください。
本体上下と仕切り上をバイアステープでくるむ
3:Aの内側に、半分に折って処理したBの仕切りを、画像のように置きます。Aの下から7cmの線に、仕切りの下が合わさる感じです。
仕切りを置く
4:Aの下から7cmの線を一度折り袋上にして、仕切りと一緒に、元に戻します。仕切りの片側は区切らないので、下側の方に、仕切り布を縫い付けます。幅の中心で縫います。
仕切りを縫いつける
5:画像のように、仕切りと共に、袋状になるように、Aの7cmの線を折ります。両脇をバイアステープでくるみ縫います。この時、カードを入れる箇所も、フタになる箇所も、全ての脇をバイアスでくるんで縫ってしまいます。
両脇をバイアスでくるんで縫う
6:出来上がり。二つ目の仕切りは、区切っていないので、お札なども入ります。
出来上がり
7:フタを閉じると、こんな感じ。必要に応じて、スナップボタンなどを付けてください。
フタを閉じると、こんな感じ
名刺入れは、中表に合せてひっくり返す作り方。カードケースはバイアスで処理する作り方にしましたが、どちらもほぼ同じ要領なので、縫い代の有無、若干のサイズ調整などに気をつけて、作りやすい方法で作ってみてください。
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