ニュースや雑誌で取り上げられるようになった「教育移住」。選択する決め手となるいちばんの理由は、わが子をバイリンガルな国際人にしたい、という親の期待からでしょう。ただ、海外移住には英語習得以外のメリットが多くあります。ここでは、教育移住の英語以外のメリット、そして軽視できないデメリットについてお伝えします。

教育移住の5つのメリット

「教育移住」のメリットとデメリット

「教育移住」の英語以外のメリットと意外なデメリットとは?

1.国際視野が広くなる
日本にしか住んだことがないと、日本を客観視することはなかなかできません。移住することで、現地の生活が日常になります。そうしてはじめて、日本ならではの良さ、残念さを感じ取れるようになります。子ども時代を海外で過ごした人には、ある共通点があります。日本に縛られない広い視野を持っていることです。

2.各国に友人ができる
インターナショナルスクール(以下、インター)にはさまざまな国の子どもが通っています。いくつもの島を所有している富裕層、王族や貴族など、日本では接点がないような家庭の子女と机を並べて勉強することになることも。欧米の上流階級の家庭では、 将来のビジネスに生かすための人脈を得るためにインターに通わせることが多いようです。また、親の転勤に伴う学習環境を提供するというのがインターの設立目的なため、出入りが多く、1年で3分の1の生徒が入れ替わることも珍しくありません。それだけ多くの国の多くの人と友達になれる機会があるとも言えます。

3.得意なことを伸ばせる

例えば日本では100点取れた理科のテストについてもっと深く勉強することよりも、50点しか取れなかった社会のテストを見直して、できないところをできるようにすることが推奨されがちです。日本の教育では、苦手分野を克服する指導が中心となっています。欧米では得意な分野を見つけ、そこを伸ばすように支援することを重視します。学習内容の飲み込みが早い生徒は「飛び級」があるのは有名ですよね。習熟度合いをはかるテストもありますが、そのための勉強をするというのは日本のやり方。インターでは、テストのための特別な勉強を奨励されません。伸び伸びと自分の得意分野に打ち込めます。

4.うまく自己主張ができるように訓練される
協調性が重視される日本では、自己主張が疎んじられる傾向がありますが、欧米式教育は逆の考えです。他人との違いを認め、うまく主張することができるように、幼稚園(プリスクール・キンダーガーテン)から徹底的にトレーニングされます。将来、ビジネスシーンでは特に必要な、「自分の考えを伝える力」が備わります。

5.帰国枠で日本の学校を受験できる
帰国のタイミングが受験に合えば、一般受験よりも有利な帰国枠で受験が可能です。帰国枠受験を採用する学校は限られますが、インター生は英語面接と英語エッセイで受けられるところが多く、競争率が一般入試よりも有利です。帰国のタイミングが入試に合わないときは、インター生用の編入試験を行ってくれる学校もあります。

その他、現地ならではの文化や風習、宗教を肌で感じられることで、価値観を広げられる機会も多いです。ただし、日本人が日本を出て外国で暮らすとなると、大きなリスクも覚悟する必要があります。

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