子供の教育/グローバル力・英語力

人気急上昇! 親子留学・親子ホームステイの新形態

新しい形態の親子留学・親子ホームステイが増えています。最近人気上昇中の親子留学・親子ホームステイの特徴と留意点を紹介します。

西村 創

執筆者:西村 創

学習塾・個別指導塾ガイド

保護者と子どもが一緒に参加する「親子留学」が人気

親子留学は、親ががんばっている姿を見て子どもが触発され、楽しそうな我が子を見て親もやる気になるというメリットがあります。

親子留学は、親ががんばっている姿を見て子どもが触発され、楽しそうな我が子を見て親もやる気になるというメリットがあります。

保護者と子どもが一緒に参加するプログラムを「親子留学」といい、人気が高まっています。親は語学学校などに通い、子どもは幼稚園や小学校などに通学します。親子留学に参加する子どもは2歳~10歳くらいが主流です。

親子留学は1週間からで、高い語学力はいりません。そんな気軽さが人気の理由です。 夏休みや年末年始などの休暇シーズンを使って留学します。本格的な長期留学や海外移住を検討しているご家庭にとっては、現地での生活を始める前にお試しできる絶好の機会です。

滞在先は、ホームステイ、アパート、コンドミニアム、ホテル等、期間・予算に応じて選べます。人気が高いのは、ホームステイ。ネイティブスピーカーが日常で使う英語にふれる機会が増えるのはもちろん、その土地ならではの生活習慣・文化を体感できる魅力があります。さらに、ホストファミリーに子どもと同じ年頃のこどもがいれば、海外の子どものしつけや日本との教育の違いを肌で感じられることでしょう。
 

子どもがのびのびと海外生活を満喫できる親子留学

親子留学は、親のやりたいことを優先する「親中心型」と、子どもが興味のあること・親が子にさせたいことを基準に留学スタイルを決める「子ども中心型」に分かれます。かつて親子留学の主役は親でしたが、最近では子どもの教育・成長を第一に考えた留学が主流です。

利点は「常に誰かがついている」という安心感があることです。親も子供ものびのびと海外生活を満喫できます。子どもは、世界中から集まるたくさんの留学生やホストファミリーとの交流を通して、文化の違いを超えたコミュニケーションの楽しさを実感できます。帰国後も、英語に親近感を抱くようになり、英語学習へやる気を出す子どもが多いです。子どもにとって留学は、海外に目を向けるきっかけになります。ゆくゆくは海外の大学へ進学する、国際的な仕事に携わるなど子どもの将来の選択肢が広がります。

親子留学の基本は「親も子もそれぞれ成長する」ということ。放課後と夜は一緒に過ごすけれども、昼間はそれぞれのスケジュールをこなします。親ががんばっている姿を見て子どもが触発され、楽しそうな我が子を見て親もやる気になる。そんな相乗効果があるでしょう。
 

親子留学、5つの形態

親子留学・親子ホームステイは次の5つの形態があります。

1. 子どもが6歳未満:親は語学学校+子どもは託児所
親が語学学校で英語を勉強する間、子どもは地元の託児所に通うパターンです。託児所で教育は行われませんが、地元の子どもたちが集まっているので自然に英語に親しむようになります。なかにはベビーシッター宅で3~5人程度の子どもを預かるというパターンもあります。

2. 子どもが6歳~12歳以下:親は語学学校+子どもは幼稚園・小学校
親が語学学校で英語を勉強する間、子どもは小学校に入学するというパターンです。日本との違いは机に向かって教科書を開く授業の少なさ。読み聞かせの時間やアートの授業、自分の興味を追求する授業など、個性ある授業を受けられます。

3. 子どもが6歳~12歳以下:親子とも語学学校
1週間からできる短期親子留学では、子どもは地元の小学校ではなく現地のジュニア語学研修に入るほうが楽しめます。ジュニアクラスは子どもばかりを集めた遊びを中心とするカリキュラムです。サッカーやバレーボールなどのスポーツを通じてグループワークを覚える配慮がなされています。初めての親子留学なら、このパターンから入るのが安心かもしれません。

4. 子ども=何歳でも:親子ともに教師宅ホームステイ
親子ともに英語教師の家に滞在し、そこで専用のレッスンを受けるパターンです。時間が短い分、集中レッスンを受けたい親子や、通学時間をセーブして効率よく勉強したい親子に向いているでしょう。プライベートレッスンに近い形になるために少し費用は高めですが、勉強したい内容を特定したり、弱点克服を希望したりアレンジできます。また、新しい人の輪に入るのが苦手な子どもも、親と常に一緒にいられるために安心できます。

5. 子ども=何歳でも:親子ともにホームステイ
親子ともにローカル人のお宅に滞在し、現地の生活を満喫します。語学の上達よりも、のんびりとくつろぎたい親子や、レジャー・観光を楽しみたい親子に向いています。ホストファミリーと過ごす時間が長い分、コミュニケーションを深めるチャンスなので、「積極性」が留学成功の鍵となるでしょう。


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