教育移住先として、最も注目を浴びている国、それはマレーシアです。ロングステイでの人気移住先としても数年間トップを走り続けています。リタイア後の移住先としてだけでなく、教育を中心とした移住先としてもマレーシアが選ばれるの9つの理由をご紹介します。

1. アクセス良好の気軽さ

マレーシアへの教育移住

今後の旅行先のひとつとしてマレーシアを検討してみてはいかがでしょうか。

英語力を身につけるのならやっぱりアメリカかヨーロッパ、というのは昔の話。今は気軽に行きやすく、移住後も一時帰国がしやすい東南アジアが人気です。マレーシアは飛行機で6時間程度。比較的短時間で行くことができます。

また、「イスカンダル計画」というマレーシア・シンガポール両政府共同の一大開発計画があります。この計画は2006年にスタートし、2025年までに10兆円投資する予定です。教育以外にも不動産、金融、工場、レジャーと、投資対象は多岐にわたっています。この計画によって最近、熱視線を浴びているジョホールバルは、シンガポール国境付近の都市。 車で30分ほどで気楽にシンガポールに行けるのも魅力です。

2. 外国人が滞在しやすい制度

「MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム、通称エムエムツーエイチ)」というマレーシア政府によって推進されている長期滞在ビザがあります。このビザは年齢制限がなく、経済面での申請条件をクリアすれば誰でも取得可能。MM2Hを取得するとマレーシア政府より10年間の長期滞在が許可され、10年後以降の更新も可能です。最近では30~50歳代の取得が増えています。取得者数全体も年々増え、今後この勢いはしばらく衰えることはないでしょう。

3. 物価の安さ

いくら魅力的な国でも、物価が高ければ住み続けることはできません。マレーシアの物価は日本のおよそ3分の1くらい。住宅賃貸の費用も安いので、日本での生活は経済的に厳しかったのが、移住したらゆとりある生活が送れるようになったということも。ただ、日本製品は輸送コストがかかってしまう関係上、日本で購入するよりも割高となります。特に書籍は割高で、日本の倍以上の値段になります。読書が趣味の方は、一時帰国の際にまとめ買いをしています。

4. 温暖な気候

マレーシアは赤道近くに位置するため年を通して暖かい気候が続きます。緑にあふれているからか、日本の夏ほど暑さを感じません。熱帯雨林気候に属するため平均湿度も高めです。雨季と乾季がありますが、日本の梅雨と違い、スコールと呼ばれる激しい雷雨が短時間降るだけです。年間を通して気候の変化がないので過ごしやすい一方で、四季もないので人によってはつまらなく感じてしまうかもしれません。

5. 治安のよさ

教育移住目的で渡航する場合、重要なのはその国の治安です。マレーシアは穏やかな国民性で、東南アジアの中でも特に治安が良いです。ただ、マレーシアでも地方から都市への人口の流入、麻薬関連犯罪の増加、外国人労働者の増加等、治安上の不安要素は存在しているようです。特にクアラルンプール、ペナン、ジョホールバル等の主要都市では、殺人や強盗事件のほか、侵入窃盗事件詐欺賭博、スリ、ひったくり等の発生が目立ち、邦人が各種犯罪の被害に遭われていると、外務省から注意が喚起されています。

日本とは違うことを常に意識しつつ、住居対策はもとより、外出する際は安全のための注意を常に払うことが大切です。国が違えば風習も異なるように、発生する犯罪も違ってきます。日本と同じように行動すると、思わぬ落とし穴に落ちるかもしれません。

6. 日本のものの入手しやすさ

旅行先としてではなく、移住先として考える場合、日本のものが手に入りやすいかどうかは、現地生活に慣れるまでの期間に直結するので軽視できません。マレーシアの首都クアラルンプールなら、日本で手に入らないものを見つける方が難しいくらいです。日系スーパーに、伊勢丹などのデパート、紀伊国屋書店、ユニクロなど、お金さえあれば日本とほぼ同じ生活をすることが可能です。

教育移住をしてからは、お子さんが現地の生活と新たな勉強に慣れるのには少なくない負荷がかかります。そうしたなか、日本で生活をしていたときと同じモノがすぐに手に入るというのは心強いものです。

7. 医療水準の高さ

都市部には日本に遜色ない、いや日本以上に環境が整った病院が多くあります。日本語が通じる病院も数多くあるので、安心感があります。国境の町ジョホールバルなら、隣のシンガポールまではタクシーで30分。マレーシア以上に医療が発展しているシンガポールで診察を受けることもできます。名医と呼ばれる医師も多く、日本だけでなく、海外から処置を受けるためにやってくる人もいるくらいです。何かあったときに頼りになる病院があるというのは、教育移住の場合特に重視したいポイントです。

8. 「EduCity(教育都市)」計画進行中

イスカンダル計画の目玉でもあるジョホールバルのヌサジャヤにあるEduCityは教育のハブとしての役割を担うことを目標に、多くの有名校の招致を行っています。特に英国のキャサリン妃の母校で知られるマルボロカレッジ、アメリカ式の教育が受けられるラッフルズアメリカンスクール(現在は仮校舎がオープン中)も開校し、話題を呼んでいます。ハイスクールだけでなく大学の開校も続々決定されています。名実共にEduCity(教育都市)となる日も近そうです。

9. 多民族国家ならではの価値

マレーシアには、マレー系、中華系、インド系、少数民族が暮らしています。マレーシアで暮らすことにより様々な習慣、文化を経験できるのは貴重な体験となるでしょう。日本国内にいるだけでは得られない、グローバルな感性を身につけることができるのも、マレーシアを移住先として選ぶメリットです。子どものころに育まれた国際的な感覚は、社会人になって外国人とともに働くときに大いに役立ってくれることでしょう。

子どもを連れての移住となると、候補地選びに多くの条件が出てきます。物価が安く治安もよく英語も通じ、さらに教育環境もよいとなるとかなり絞られます。バランスよくいいとこ取りできるマレーシアは、ロングステイのみならず、子どもを連れての教育移住先としての人気が高まっていくでしょう。

親子で移住を視野に入れた視察旅行も増えてきていますが、マレーシアの見所はクアラルンプールやジョホールバルだけでなく、ペナンやランカウイ、コタキナバルなどのリゾート地もあります。教育移住はまだ考えていないけれど興味はあるという方は、今後の旅行先のひとつとしてマレーシアを検討してみてはいかがでしょうか。マレーシアは文化、自然、発展する経済と、これからますます注目すべき国ですよ。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。