珍しい金魚を画像で紹介!
珍しい金魚の種類
金魚界のニュースター&異端児たち! スエヒロニシキなど
寿恵廣錦(スエヒロニシキ):日本で作出された朱文金をもとに、イギリスのブリストル地方でハート型の尾を持つ朱文金として改良されたのが「ブリストル朱文金」。そして、イギリスより輸入されたブリストル朱文金を、日本でより優雅に豪華に、日本的な尾形として追及され、作出された金魚が寿恵廣錦です。ブリストル朱文金は、ハート型の尾であるのに対し、寿恵廣錦は扇型の尾であるという違いがあります。 もみじブリストル:日本で作出された朱文金をもとに、イギリスのブリストル地方でハート型の尾を持つ朱文金として改良されたのが「ブリストル朱文金」の網透明鱗を持つ個体。網透明鱗とは、一枚の鱗の中にキラキラする(グアニンのある)部分と無い部分が混在する鱗のことで、それが連続することで網目状に見えます。他の品種であっても網透明鱗を持つ個体を「「もみじ+品種名」で呼びます。 東海錦(トウカイニシキ):蝶尾と地金を交配して作られたというニューフェイスで、地金の体形に、蝶尾の尾が理想とされる金魚です。東海地方で作出されたことから東海錦と名付けられました。 三色和金(サンショクワキン):その名の通り、赤、白、黒という三色の体色を持った和金。今までありそうでなかった珍しい金魚です。 穂竜(ホリュウ):兵庫県赤穂市に住む金魚愛好家が昭和43年に出目性の黒青色をしたオランダ獅子頭をもとに、累代繁殖を繰り返し、さらに紅白高頭パールを交配させて作出した金魚界のニュースターです。作出者の出身地である兵庫県赤穂市の「穂」と竜眼(出目金)をイメージして「穂竜」と命名されました。正式に品種として認定はされていませんが、金魚愛好家の中では、すでに一品種として認知されています。正式に承認される金魚の新品種に最も近いのが「穂竜」と言えるかもしれません。 羽衣らんちゅう(ハゴロモランチュウ):らんちゅうと高頭青文(顕著に肉瘤の発達する青文魚)との交雑種で、青から退色した独特の体色が特徴。 京桜(キョウザクラ):らんちゅう体型で、紅白モザイク透明鱗という特徴を持つのが桜錦。その桜錦の尾を伸長させたのが京桜。非常に愛らしく優美な金魚なので、もっと人気が出ても良い金魚の一つ。 玉サバ(タマサバ):琉金と庄内金魚を交配し続けて作出された新潟の地金魚。上見、横見ともに体が丸く見える。外見だけで言うと、琉金のフナ尾個体とも言えますが、作出過程が全く異なります。 ジャンボオランダ(獅子頭):九州の金魚産地・熊本県長洲町特産の金魚。大正末期に福岡県柳川市からオランダシシガシラを購入し、原種との交配を繰り返し行い、昭和のはじめ作り出されたとのこと。オランダ獅子頭で大型化したものの累代繁殖を繰り返し、大型化することを固定化したのがジャンボオランダ。親魚を40cmを超える。 アルビノ(和金):金魚も各品種にアルビノ個体は存在する。画像の個体は和金のアルビノ。アルビノの特徴は目が赤いこと。アルビノを累代繁殖させている愛好家も存在する。ここにご紹介した金魚の品種は流通量の少なさや、固定化の過程にある等の理由により正式な品種として認定されているわけではありません。
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