金魚/はじめての金魚の飼育

金魚の寿命は何年くらい?金魚すくいの金魚などの平均寿命は?

金魚の平均寿命を知っていますか? 水槽の中から私達を癒してくれる金魚。小赤や和金、琉金はお祭りの金魚すくいで持ち帰ったりするとすぐに死んでしまうイメージもありますが、本来の寿命とは? 飼育環境によっては意外と長生きするんですよ!

執筆者:川浪 ナミヲ

<目次>
 

金魚の寿命は長い! 実は長生きする金魚、平均寿命はどれくらい?

金魚の寿命

優雅に泳ぐ金魚の寿命は?

世界中で観賞魚として親しまれている金魚。さて、この金魚は一体どれくらい長生きするものなのでしょうか?

■金魚の寿命は一般的には10年~15年
小学校入学とともに飼いだした金魚が高校生から成人の間まで生きる計算です。驚きの長寿じゃありませんか!?  しかしこの寿命はいわゆる天寿を全うした状態。つまり老衰で死んでしまう場合の寿命です。金魚がどれぐらい生きるかについてはその飼育環境が大きく関わっています。

■多くの金魚は老衰を迎える前に病気で死ぬ
持って生まれた金魚の特性によるものもありますが、飼育者の配慮不足で死なせてしまっている例も多いように思います。前記のように10年を超えて生きる金魚は生まれ持った身体の強さと共に、与えられた飼育環境に自ら適応し、水槽内でストレスを感じずに生きてきたものが多いようです。

水質の管理、水温の管理、餌のあげ方、すべての面でその金魚の個体にマッチした形で初めて老衰を迎えるほど長生きできる金魚が育ちます。
 

金魚の平均寿命は3年ぐらい!?

■環境の変化に耐えれない金魚が多数
初めに一番長生きする金魚の寿命を書きました。それでは実際はどうでしょう?

本来丈夫で飼いやすいとされている金魚ですが、屋台の金魚掬いで持ち帰った金魚はその半数以上は準備と知識のない飼育環境の中、一週間とたたず死んでしまいます。水槽の立ち上げが上手くいっても、その後の餌やりや夏場、冬場の水温変化からくる体調不良、新しい金魚を水槽に追加した時に起こる寄生虫の蔓延などで数ヶ月~1年ぐらいの間に死なせてしまうことも多いように思います。

■飼育環境が良くても寿命は3~4年
飼い手が金魚を飼育することに本腰を入れ、よりベターな飼育環境をつくり上げることができた時のみ数年以上の飼育が可能になってきます。それでも突然の内臓疾患など、事故に近い病気にかかる金魚もいます。私の経験からくる個人的感覚ですが、もろもろ考慮すると家庭で飼育する金魚の生育年数は平均3~4年程度ではないでしょうか。金魚が弱っている場合の治療法の記事もあるので併せてご覧ください
金魚が動かない?元気がない・死にそうなときの治療方法
 

金魚の寿命は水作りで長くなる

金魚は個体差もありますが、本来丈夫で長生きするはずの生き物です。ちょっとした水作りのコツさえ知っていれば、ご家庭であなたを癒し続けてくれます。品評会に出すなど、立派な形や大きさに育てる目的でなければ、飼育にかかる手間も慣れれば苦にならない程度です。どうぞあなたの金魚、長生きさせてあげてくださいね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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