バルセロナ/バルセロナの観光・世界遺産

サン・ジュセップ市場/バルセロナ

サン・ジュセップ市場はバルセロナの台所と比喩されるだけに、ありとあらゆるバルセロナの食材が並んでいます。買い物客と店員のやりとりで活気溢れる市場を是非訪れてみませんか?

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

バルセロナ一大きな市場、サン・ジュセップ市場に行ってみよう

ボケリア

午後もオープンしていますが、バルは昼過ぎには閉まります

街の人には「ボケリア」と呼ばれているサン・ジュセップ市場。300以上ものお店が入る、バルセロナがあるカタルーニャ州で最も大きな市場です。

起源は1836年の青空市。現在、市場がある場所には、1586年に建設された修道院がありました。1835年のデモで修道院が焼かれると、焼け跡に建設された広場に市場が入り、後に屋根ができ、少しずつ工事が進められて1914年に今の状態になったそうです。

サン・ジュセップ市場には、近海で採れた魚介から南米産の珍しい果物まで、ありとあらゆる食べ物が所狭しと並びます。大道芸人などが立つ賑やかな観光名所ランブラス通りに面するので、地元の買い物客だけでなく、旅行者も多く訪れるスポット。ぶらりと眺めてまわるだけでも楽しめますが、観光しながらさくっと食べられるカットフルーツの盛り合わせやフレッシュジュースなどもあるので、新鮮な食べ物を試してみるとさらに面白いでしょう。

では次にサン・ジュセップ市場内の絶対見ておきたいお店を紹介します。

サン・ジュセップ市場の見所

店

季節を問わず彩り豊か。最もフォトジェニックなスポットの1つ

市場の入り口付近で市場のマップが配られています。もし見当たらない場合は、市場内にインフォメーションセンターがあるので、そこでもらえます。マップを片手に歩いてみましょう。市場のサイトで事前に確認しておくのもいいし、市場内のお店の人にハム屋さんはどこですか?などと聞けば自然とおすすめのお店を教えてくれるでしょう。

とりあえず外せないのはこの市場の名物おじさんと言っても過言ではないピノチョおじさんがいる「バル・ピノチョ(Bar Pinotxo)」。派手な衣装でユニークな言動をするピノチョおじさんは、メディアにもよく登場しバルセロナ市民に愛される存在です。小さなカウンターと数席のテーブル席でコーヒー1杯からがっつりとした食事まで味わえます。市場の新鮮な食材を使ったシンプルな郷土料理が特徴。いつもとても込んでいるので注文をするのは根気が要ります。

その他おいしそうなチョコレートが量り売りで1つから買える「レコノミカ(L'economica)」、パエリャ鍋など調理道具が揃う「ガジェッツ・クイナ(Gadgets Cuina)」、生ハムをその場で切って真空パックにしてくれる「カン・ビラ(Can Vila)」は押さえておきたいお店です。

またお土産にキャンディーやチョコレートを買ったり、量り売りのオリーブを買ってつまんだり、パン屋で菓子パンを買って朝食やおやつにすることもできます。色とりどりでとても華やかなので、写真撮影のポイントとしてもおすすめです。人がとても多いので、くれぐれも手荷物にはご注意を!

<DATA>
El mercado de Sant Josep (La Boqueria)(サン・ジュセップ市場)
住所:Rambla 91 Barcelona
TEL:(34) 93 318 2584
営業時間:8:00~20:30(各店で異なる)
閉店日:日曜

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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