お店のランチタイムは早めのスタート
フィンランドでは、就業開始が8時前後のオフィスが一般的です。「午前中の仕事に一区切りがつく頃に……」という流れで、オフィスでのランチタイムスタートはだいたい11時頃。街中のレストラン、カフェ、バーなどでランチメニューのあるお店も、このタイミングに合わせて11時からランチメニューをスタートさせるところがほとんどです。ランチタイム終了はどの14~15時です。ホテルに宿泊される場合、朝のブッフェでお腹一杯になる方も多いでしょう。ランチタイム開始直後の時間帯はレストランやカフェが現地の方で混み合うことも多いので、12~13時の間にランチタイムを取る目安で朝から張り切ってたくさん動かれるとちょうどお腹がすくかもしれませんね。
サッと行って、パッと食べる
「ランチタイムは1時間程度」という日本の感覚で生活してみて驚くのは、ランチのスピード! オフィスでの昼食設定は30分程度というところが多いので、お手製サンドイッチなどでささっと手軽に済ませるお弁当派やすぐに食べられる社員食堂派も根強い人気。デリなどのテイクアウトやレストラン等でのランチも、この流れに漏れず非常にスピーディーな利用が主流です(これがセカセカして見えないのはなんとも不思議ですが……)。ご旅行中に方にとっては、レストランやカフェ、バーでのランチが主流になりますね。ご利用の際には、フィンランド流の「サッ、パッ」ルールに倣って基本的にNO予約で行きましょう(高級レストランや超人気レストランでない限り、予約をする習慣はありません)。気になるお店を通りかかったら、サッと入って直感的に食べたいものをピックアップ。そんなスタイルがフィンランドらしいかもしれません。
では、数あるランチスタイルを一つずつご紹介してみましょう。