お腹いっぱいは健康?
「満腹」って贅沢なことではあるけれど・・・
お腹をいっぱいに満たすことは健康で、幸せ。果たしてそうでしょうか。
飽食の時代となり、昔にはなかった病気が蔓延してきていることも事実です。食べられることは幸せなことですが、選び方を間違うと、実は体にとっては負担にしかなっていないこともあるのです。言葉にするならば、飽食時代の栄養失調(低栄養)といえる現代の食事情。
体が求めているものは、「量」ではなく、「質」なのです。私達を構成している約100兆個の細胞ひとつひとつが本当に必要だとしているものを届けてあげることこそが、シンプルであり、当たり前の健康法。
世の中にはたくさんの健康法がありますが、何より私達がまずしなければいけないことは、必要なものを正しく細胞に届けてあげること、それができているか、体の声を聞いてみることです。
なぜ間食がしたくなるの?
ついつい手が伸びる甘いデザート
理由はいつくかありますが、一番多く当てはまるものとしては、食事に必要な栄養が足りていないこと。また、仕事などの日中の活動で多くのエネエルギーが使われ、脳がエネルギー不足になっていることも考えられます。
特にダイエット中の方で毎日の食事を極端に減らしてしまっている方はエネルギーが単純に足りず、より間食が我慢できなくなり、おやつに手が伸びてしまうという本末転倒な事態が起こってしまいます。
そうならないためには、食事を規則正しく摂ることです。
「食べる」=「太る」 「食べる」=「悪い」という考えは今すぐ捨てましょう。体が必要としている栄養素を送り届けてあげること、それが食べることの目的です。目的が果たせていないのであれば、お腹が空いて当然です。
そこでカロリーだけが高く、必要な栄養素も含まれない菓子類を食べてしまうことは、かえって太る原因にもなり、また内容によっては肌荒れや腸内環境の悪化にも繋がります。
無駄なものを食べてしまう前に、体が求めている必要な栄養素をバランスよく摂取することが大切です。抜くことを考える前に、まずは正しく入れることに対して、本気で向き合ってみましょう。
次ページでは、日常生活で意識できるデトックスについてお伝えします。