どんな雰囲気?
中国茶道家である岩咲氏は、優雅なしぐさでお茶の淹れ方を披露しながら分かりやすく教えてくださいました。お茶の産地の紹介や、台湾茶の楽しみ方など、興味深い内容がもりだくさん。茶杯の持ち方をはじめ、各テーブルに用意されている道具を使う順番や使い方など参加者が実際に手にとって楽しみながら、教わるというよりも一緒にお茶を楽しんでいるという感覚です。
バリエーション豊かな烏龍茶
中国茶に関心を持ち始めたきっかけは、華やかな香りに魅了されたという方が多いのですが、発酵度の違いによって、緑茶のような爽やかな味わいのものから、花のような香りのもの、熟した果物や甘い蜜のような香りのものまで、烏龍茶は実にバリエーション豊かです。それが烏龍茶の魅力でもあり、そのポイントは発酵にあるというのが、今回のテーマでもありました。食品の発酵とは違う、お茶でいう発酵とはどんなものなのか、それによってどんな違いが出てくるのかなどを、実際に発酵度の違うお茶を飲みながら、五感を通して学びます。
発酵度合いの異なる烏龍茶を飲み比べ、香りと味の変化を知るという目的は、どなたも無理なく自然に達成されたようです。