背アブラを探すな!
大体、「英語が話せない!」と思い込んでいらっしゃる方は、「背アブラって何ていうの?」
「ゲリラ豪雨って何?」
と、ひたすら辞書を引くかのように、その日本語の英語版を探し続けると思います。
しかし、ニュアンスを8割「捨てて」、残った2割だけで表現してみようとしてみてください。
すると、「すごい油だ」=「so oily」とか、「a lot of oil」と表現してみて、8割方通じることに気がつくと思います。
意識して、「ニュアンス」を捨ててみる。
8割ばっさり切り捨てることを意識してみてください。
すると、残り2割を意識することで、言いたいことの「本質」に気がつきます。
100%通じることを目指さない。
今ある英語力で、「話す」ということを意識したときの英語学習。
それは、「自分で何とかする方法を身につける」ということなのです。
魚を釣ってあげますか?
今、目の前にお腹を空かしている人がいます。魚を釣ってあげますか?
あなたは、魚を釣ってあげますか?
それとも、魚の釣り方を教えてあげますか?
こう聞かれたとき、私は魚の釣り方を教えるべきだと思っています。
今までの英語学習は、「魚を釣ってあげる」勉強方法。
しばらくしてお腹を空かした人は、また魚を釣ってくれる人を探さなければいけません。
しかし、魚の釣り方を教わった人は、自分で魚を釣ることができるのです。
英語学習も同じ。
受け身で、「正しい表現」を教えてもらうのではなく、
「自分なら、何なら言えるだろう?」
「何と言えばこの場を切り抜けられるだろうか」
と常に意識しながら、その技術を身につけていってください。
次回は、「大人語を捨てる」方法についてです。