国内産小麦パン部門
「国内産小麦のおいしさを伝える、食事としてふさわしい、国内産小麦粉を50%以上使った食パンとぶどうパン」が課題となった国内産小麦パン部門の最優秀賞は、株式会社久遠(静岡県熱海市)の武山陽司さんでした。武山さんは昨年のパングランプリ東京2012でも受賞をされています。武山陽司さん
■麦こがしと黒糖の食パン(263円)
麦こがしと黒糖の食パン
■レーズンと熱海橙の田舎パン(158円)
レーズンと熱海橙の田舎パン
これらのパンは「パン樹 久遠」(住所:静岡県熱海市田原本町7-3 TEL:0557-81-3310にて販売になるそうです)。
武山陽司さん
ベーカリージャパンカップにおける日本一のパン屋さんとは
今回の審査では課題が反映されているかが重要なポイントとなりました。順位は目的があって初めて決まるもの。コンテスト前日には審査委員全員での目的の共有が確認されました。ベーカリージャパンカップというコンテストでは日本のパン産業の活性化、リテイルベーカリーを盛り上げていくのにつながる、お客さんによろこんでもらえるパン屋さんであることが評価ポイントとして重視されました。
ガイドの個人的な感想では、ここでご紹介した以外にも、目を見張るような新しいかたちのパン、製法について素材についていろいろインタビューしてみたいパンがいくつもありました。そして日本ではもっともっと、たくさんのパン屋さんがたくさんのおいしいパンを日夜作られていると思います。今後より多くの製パン技術者の参加が望まれると思います。
※上記データは記事公開時点のものです。