観光資源に恵まれた、フィンランド第2の都市タンペレへようこそ
街の中心を川が流れ、その周辺にレンガ造りの工場や倉庫がいくつも建ち並ぶのが、昔ながらのタンペレらしい風景
ピューニッキ展望台からの眺め。街のすぐ先は豊かな森と湖に囲われていることがわかる
この豊かな水資源を利用し、タンペレでは古くから紡績業や機械工業などが発展してきました。今日でも、川や湖の沿岸にはレンガ造りの工場がかしこに建ち並び、フィンランド最古にして最大の工業都市としての風格を漂わせています。
2017年に移転しリニューアルオープンしたムーミン美術館は、展示内容もぐっとグレードアップ
朝一番にヘルシンキを出発して効率よく日帰りを楽しむのもよいし、何泊かしてじっくり見て回る価値も十分に備えた、バラエティ豊かな観光スポットの多い魅力的な街です。
街歩きの軸となるのは、駅から西に伸びるハメーン通り
デパートやマーケットが並び、ショッピングや外食にも事欠かない目抜き通りハメーン通り。市庁舎前にはバスターミナルがある
この通りを軸として、その周囲に散らばる観光スポットは基本的に徒歩圏内。いっぽう新しいムーミン美術館は、駅や鉄道を挟んでハメーン通りとは逆方向(東側)の徒歩圏内に位置しています。さらに東西に離れた場所にあるスポットへゆくには、徒歩移動も不可能ではないですが、市内バスやタクシーを使うことを検討しても良いかもしれません。バスの多くは駅前や市庁舎前(屋外マーケット前)のターミナルから発着しています。タンペレ市内のバスの1日乗り放題券(2017年8月現在8ユーロ、以降1日分追加ごとに4ユーロ/日)は、タンペレ駅の中にあるR-Kioskiというストアやツーリストインフォで販売しています。
※次ページでは、やや不気味な壁画に囲まれた大聖堂とコンクリート建築のイメージを覆す優美な近代教会をご紹介!