今回も、テイスティングやグラスの持ち方、ナプキンの遣い方… など気になるマナーとお得な情報をたっぷりお伝え致します。「ソムリエ直伝! ワインのスマートマナー 前編」とあわせてご覧下さい。
テイスティングはどこまでやるべき?
ステムの下方を持つ……
鈴木氏:ある程度のランクのレストランであれば、基本的にソムリエが香り等のテイスティング済みなので、問題なくそのまま召し上がって頂けます。しかし、これもひとつのセレモニーですので、グラスを回し香りを確かめる、ひと口飲まれてみる、などされてももちろん結構です。
ワイングラスの持ち方
ステムの上方を持つ……
諏内:こちらも質問が多いのですが……。日本ではワイングラスのステム部分、欧米ではボウル部分を持つ方が多いですよね。実際にソムリエの立場からはどちらがお勧めなのでしょうか?
鈴木氏:確かに日本の方はほとんどがステムをお持ちになりますね。しかし、こちらも決まりなどはありませんので、お好きなようにお持ち下さい。
諏内:でも、ボウルを持つとワインの温度が変化してしまうなど、ソムリエ目線で気になりませんか?
鈴木氏:いえ、私は全く気になりません。
ボウル部分を持つ……
諏内:グラスに指紋がついてしまう、なども?
鈴木氏:ええ、全く。
諏内:確かに、鈴木さんは湯呑みで召し上がるのがお好きなくらいですものね! ある程度周りの人に合わせながらも、ご自分で持ちやすい部分を持てばOKということですね。