母音はバラバラに読むなかれ!
先ほどのcroissantのoi(ワ)のように、二つの母音字が並んでいても、フランス語ではそれを「複母音字」といって、通常は一つの音として読みます。記事『フランスの小学生風に「文字と音」を学ぶ!』でもいくつかの例をあげましたが、ここでは美味しい単語を使ってそうした母音の読みをまとめて復習してみましょう。1. mousse(ムース)
読み方は、「ムース」。ouは「ウ」と読みます。母音と母音の間の2つのsは[s]と読むという決まりは前ページで練習しましたね。同様に文字ouを単語の中に持つsoupe(スープ), chou(キャベツ), yaourt(ヨーグルト)は、それぞれ「スープ」、「シュ」、「ヤウール」という読みになります。
2. café au lait (カフェオレ)
カフェメニューの読みにもチャレンジ!
この単語には2つの複母音字が含まれています。au →「オ」、ai →「エ」がそれにあたります。別の単語で少し練習してみましょう。
sauce (ソース), saumon(鮭) , pot-au-feu(ポトフ), saucisse(ソーセージ), laitue(レタス), fraise (いちご)
正解は、ソース、ソモン、ポトフ、ソシス、レテュ、フレーズ。母音と母音の間に挟まれたsやssの読み方はもうマスターできたでしょうか?
3. gâteau(お菓子)
「ガトー」と読まれるこの単語は、「ガトーショコラ」などケーキ屋さんでもお馴染みですね。gâteauには「eau」と連続する3つの母音字が含まれていますが、このeauもまた「オ」と読みます。例えばeau(オ/水)、 maquereau(マクロ/サバ)、poireau(ポワロ/長ネギ)といった具合で読みます。
複母音字の読みを制するとかなりの単語が読めるようになります。まずは、身近で美味しい単語を使って少しずつ読みをマスターしていってくださいね!
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