定番の牛・豚・鶏はもちろん、トナカイや熊までも!!
フィンランドの食肉はバラエティ豊か
ラップランド料理レストラン、Ravintola Saagaでは、トナカイの首筋肉を使ったワイルドなバーベキューが人気。意外にも柔らかくて癖がなく、抵抗なく食べられる味
トナカイの薄切り肉煮込みは、ラップランド発の定番料理のひとつ。臭み消しにベリージャムを添え、マッシュポテトと一緒に召し上がれ
また、薄切りにしたトナカイ肉を煮込んだ料理「ポロンカリストュス(poronkäristys)」も、今やラップランドだけでなく全国の家庭でも食べられる定番料理のひとつ。臭み消しの効果もある甘酸っぱいベリージャムが添えられることが多く、たっぷりのマッシュポテトと一緒にすくうようにしていただきます。
ワイルドな熊のエキスたっぷりのスープは、滋養強壮効果も抜群!?
また、なんと森に生息する熊(karhu/カルフ)やライチョウ(riekko/リエッコ)もステーキやスープとしてしばしば食べられます。さすがに熊肉は野性味満点の臭みを持っているので、ハーブやクリームでしっかり香味づけして食べやすくしてあります。フィンランドならではの貴重な体験として、こうした希少食材にチャレンジしてみるのもおもしろいかもしれません。
ミートボールやソーセージも、れっきとしたレストランメニュー!?
お弁当のおかずのイメージが強いミートボールも、フィンランドではメインを張る定番の家庭料理。写真はKolme Kruunuaで食べられる人気メニューのミートボール
そのわけは、実際に味わって共感してみてください。たっぷりのブラウンソースがかかった大粒のミートボールは、家庭やお店ごとの個性が出る味。極太のグリルソーセージは本来、野外で火を起こして焼いてかじるのが定番ですが、レストランでも独特の味わいを持った国産のマスタードをたっぷりつけて、上品にナイフとフォークで食べるのも一興です。「だって好きなんだもん!」とう声が聞こえてきそうな、これらフィンランド人の大好物メニューもぜひ滞在中にお試しあれ!
※次ページでは、フィンランド料理を味わう際に欠かせない、メインディッシュを引き立てる食材たちを一挙紹介!