ヘルシンキのイチ押しレストランで、とびきりのフィンランド料理を召し上がれ!
伝統料理に定評のあるレストラン、Kolme Kruunuaのサーモンステーキ(lohimedaljonki)は不動の人気メニュー
おしゃれして赴きたい超有名店から食堂のような雰囲気の気楽なお店、気鋭の新店まで、等級も雰囲気もさまざまに選んであります。選出の決め手は、フィンランド料理ならではの食材やテイストが楽しめて、しかもお店の雰囲気やインテリア、開業までの背景やエピソードが魅力的なお店であること。また、地元でその味に親しむヘルシンキ市民の口コミはもちろん、在住日本人からの評判や信頼度も大いに参考にした、お墨付きのレストランばかりです!
お店選びの前に……まずは、フィンランドに来たからには味わってほしい定番メニューや食材、そしてフィンランドのレストラン全般で通用する暗黙のルールやマナーを軽く予習しておきましょう。
サーモン、ニジマス、ニシン、パーチ……
湖や海で捕れる魚たちはフィンランド料理の主役!
サーモンと見紛われやすいが、よりどっしりとした食感で食べごたえのあるニジマスも人気の食用魚。クリーム系や根菜のペーストソースなど、さまざまな味わいのソースとともに
グラーヴィロヒは、カフェやマーケットのテイクアウトで楽しんで
いっぽうレストランでメインディッシュとして魚をいただく場合は、ステーキまたはフライが定番!
バターと塩コショウで焼かれたシンプルなニシンのステーキに、ディルの爽やかな香りがマッチする
ところで、魚のステーキやフライ料理のアクセントとして、必ずといっていいほどお皿に乗ってくるのが、ディル(tilli/ティッリ)という糸状の繊細なハーブ。魚に限らず、イモなどフィンランド料理全般の香りづけには欠かせないハーブで、香りをかぐだけで故郷の味を思い浮かべるという人も。また、魚の上にはサワークリームがたっぷりと盛られて出てくることもあります。これもまた爽やかな酸味で、こってりとしたステーキとの相性は抜群です。
魚料理が人気のレストラン、Ravintola Salveのサーモンスープは濃厚で口当たりがまろやか
特にサーモンスープ(lohikeitto/ロヒケイット)といえば家庭でも頻繁に作られる、フィンランドを代表する伝統的な料理なので、滞在中に必ず口にしたいところ。
ちなみに一口にスープといっても、最近は外国文化を取り入れたさまざまなテイストがあります。けれどフィンランドの伝統的なスープは、素材から出たダシを引き立てるために、最小限の塩コショウやスパイスだけで味付けした透き通ったスープ(kirkas keitto/キルカス・ケイット)か、牛乳や生クリームでまろやかに仕立てたクリームスープ(kermainen keitto/ケルマイネン・ケイット)。まずはぜひ、そのどちらかの定番テイストをお試しあれ。
7月解禁のザリガニ料理は夏の風物詩
ザリガニ解禁時期には、レストランだけでなく家庭でも大量にザリガニを茹でて山積みにし、大人数でザリガニパーティを開くのが風習
一匹当たりの可食部はやや少ないのですが風味は強く、各自専用のスティックで身をほじり出しながら、レモンやサワークリームなどさっぱりとした風味で味わいます。夏のフィンランドのレストランで見かけたら、ぜひ試してみてください!
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