コミュニティシップ・モデルの3つの視点
日本企業はコミュニティシップ・モデルの象徴!
この3つの視点のバランスが重要であり、どの部分が強いかということでその会社の企業文化を読み取ることができます。
ワークショップではこの3つを数値化するワークがありましたが、ガイドの私は5点、3点、2点(全体で10点)でした。ミンツバーグ氏が例示説明されたものと偶々同じ得点でしたが、このバランスは起業家が多いとミンツバーグ氏はコメントされていましたが、確かに適合しておりました。
考えることよりも実践第一、五感を駆使した舵取りを
これまでのリーダーシップ・モデルを職業としてのマネジメント、サイエンスと捉え、新しいコミュニティシップ・モデルを実践としてのマネジメント、アート&クラフトと捉えています。このコミュニティシップ・モデルは考えることではなく、見て行うこととしての意思決定を重視しています。計画としての戦略ではなく、学習としての戦略です。MBAではなく、実践的経営のマスターを重要視しています。(→ご参考文献 「MBAが会社を滅ぼす」)
戦略策定にはMBAでの教育に代表されるように、策定のためのフレームワークが存在しますが、あくまでも現状を要素還元主義で整理しているものに過ぎません。
環境の変化が激しい今日、頭でっかちにならず、実践第一主義で五感を駆使して時代を読み取り、舵取りしていくことがますますこれからのビジネスリーダーにとって求められることでしょう。