3月3日は春爛漫のひな祭りは、魅惑のご当地ひな祭りイベントへ!

全国各地のひな祭りイベント/【福岡】柳川雛祭り さげもんめぐり

「さげもん」をつるしたひな祭りなど、全国各地に特色あるひな祭りがたくさんある

ひな祭りで華やぐ時期となりました。全国各地でその地ならではのひな祭りが開催され、毎年たくさんの人を魅了しています。
そこで今回は、伝統的なものから斬新なものまで、特色のあるひな祭りのイベントをピックアップしてご紹介します。それぞれの祭りに込められた思いに触れてみてください。

■INDEX   

【福岡】柳川雛祭り さげもんめぐり(2月11日~4月3日)

雛祭りイベント さげもんめぐり

柳川雛祭りさげもんめぐり2019年のチラシより

さげもんとは、布細工や鞠で作った縁起物のつるし飾りをひな人形とともに飾る、福岡県柳川市の風習です。日本各地に様々なつるし飾りがありますが、柳川「さげもん」、稲取「雛のつるし飾り」、酒田「傘福」が日本3大つるし飾りと称されています。

柳川では、女の子が生まれると初節句にさげもんを準備し、地域みんなで初節句を祝う風習が今でも続いており、ひな壇よりもさげもんが主役という感じです。

さげもんは、寿命が短く人生50年といわれた時代に、1つでも長生きして欲しいという願いを込め、紅白の布を巻いた竹の輪に、袋状に仕立てた鶴、亀、海老などの縁起物を7列7個で49個、中央に柳川鞠を2個、合計51個をさげるのが一般的。ひな壇の左右に飾られるさげもんは、子どもを想う気持ちの表れなのです。

およそ2か月の間、水の郷・柳川はひな祭りで華やぎ、水上ランタンや水上パレードなども実施され、川下りも楽しめます。情緒あふれる柳川でさげもんめぐりをしていると、春を迎えた喜びや人の絆を感じることができ、ひな祭りの意義を実感できると思います。

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■柳川雛祭り さげもんめぐり
場所:福岡県柳川市 市街地各所で実施
開催日:2019年2月11日~4月3日
関連HP:柳川市観光協会

 

【福岡】太宰府天満宮「曲水の宴」(3月第1日曜日)

雛祭りイベント 太宰府天満宮「曲水の宴」

梅とともに楽しめる太宰府天満宮「曲水の宴」

「曲水の宴」は、ひな祭りのルーツである上巳の節句で行われていた禊の神事で、曲水の上流から酒盃を流し、自分の前を過ぎる前に和歌を作り、酒盃をとって酒を飲むという雅な宮中行事です。

十二単などの平安装束に身をつつみ、当時の様子を再現した「曲水の宴」が各地で開催されていますが、京都・上賀茂神社は4月上旬、京都・城南宮は4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)、平泉の手越寺は5月の第4日曜など開催時期が異なります。

梅の名所として知られる太宰府天満宮の「曲水の宴」は、新暦のひな祭りに近い3月第1日曜日に開催され、見頃を迎えた梅とともに楽しめるとあって人気があります。

宴の様子だけでなく、参道や境内で平安装束の行列を間近に見ることができるので、平安時代にタイムスリップしたような気分になると思います。

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太宰府天満宮「曲水の宴」
住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
開催日:2019年3月3日(毎年3月第1日曜日に実施)

 

【鳥取】もちがせ流しびな(旧暦の3月3日)

雛祭りイベント 健やかな成長を願い、災厄を移した人形を流します(写真:もちがせ流しびなの館HP)

健やかな成長を願い、災厄を移した人形を流します(写真:もちがせ流しびなの館HP)

流しびなの里として有名な鳥取市用瀬町(もちがせちょう)では、毎年旧暦の3月3日に、無病息災を願い、わらで編んだ桟俵に男女一対の紙製ひな人形をのせて千代川(せんだいがわ)に流す「もちがせの雛送り」が行われています。

ひな人形のルーツは人の厄を移す人形(ひとがた)にあり、水に流してけがれを祓うものでした。江戸時代から続く「もちがせの雛送り」はその名残とみられており、県指定の無形民俗文化財として、いにしえの姿を見ることができます。

また、流しびなとともに「ひな荒し」が行われます。「荒し」というと物騒にきこえますが、段飾りのひな人形の前で、タニシ、カレイの一夜干し、巻き寿司、お菓子など、おひな様に供えられたご馳走を晴れ着の子供たちが食べる行事で、食べ荒すの意で「ひな荒し」と呼ばれるようになったそう。お供えものを食べることが節供の本意でもあるので、健やかな成長を祈願する意味で、おおいに食べたほうが良いのです。

暮らしに根付いた素朴な行事に、祭り本来の姿を感じることができるしょう。

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もちがせ流しびな
住所:鳥取県鳥取市用瀬町用瀬 「もちがせ流しびなの館」周辺にて
開催日:2019年4月7日(毎年旧暦3月3日に実施)

 

【京都】市比賣神社「ひいなまつり」(3月3日)

雛祭りイベント 人による「ひと雛」で祭りごとをします(写真:市比賣神社HP)

人による「ひと雛」で祭りごとをします(写真:市比賣神社HP)

市比賣(いちひめ)神社では、人形ではなく人間による「ひいなまつり」が行われています。「ひいな」というのは「ひな」の古語です。

まずは、目の前で十二単の着付けが実演され、大きなひな壇にお内裏様とおひな様、三人官女、五人囃子の「ひと雛」が揃います。その後、五人囃子の雅楽に合わせて三人官女が舞いを披露してくれます。

そもそもひな人形というのは、人の厄を引き受けるという意とともに、宮中の様子を人形で表し、憧れの世界を夢見たり、良縁を願ったりする意があるので、リアルな「ひと雛」がいにしえの世界にいざなうのも頷けます。

また、投扇興や貝合わせなどの実演、ひな人形の原型とされる天児(あまがつ)人形の拝見、装束に着替えてひな壇で記念撮影できるなど、まつりを通じて学べることがたくさんあります。

市比賣神社は、市場の守り神であるとともに、女性の守り神とされ、良縁・子授け・安産・女人厄除の神社として有名で、地元では「いちひめさん」と呼ばれて親しまれています。また、歴代皇后の御崇敬が篤く、現在も「皇后御祈願所」になっています。

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市比賣神社「ひいなまつり」
住所:京都府京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル
開催日:2019年3月3日(毎年3月3日に実施)

 

【徳島、千葉】ビッグひな祭り(日程は下記)

 
雛祭りイベント 「かつうらビッグひな祭り」で、遠見岬神社の石段にずらりと並んだひな人形。

「かつうらビッグひな祭り」で、遠見岬神社の石段にずらりと並んだひな人形

ここ数年注目を浴びているのが、ひな人形をたくさん飾るひな祭り。とくに有名なのは、徳島県勝浦町の「ビッグひな祭り」と千葉県勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」で、勝浦つながりでビッグひな祭り発祥の徳島県勝浦町から千葉県勝浦市に約7,000体のひな人形が贈られ、ともに人気を博しています。

いずれも、全国の家庭から寄せられたひな人形が集まっており、ひな人形の第二の故郷・活躍の場でもあるわけで、ひな祭りの新しいかたちと言えます(徳島県勝浦町のほうは供養料5,000円、千葉県勝浦市のほうは保管料5,000円)。


徳島県勝浦町の「ビッグひな祭り」では、約3万体のひな人形が「人形文化交流館」に飾られますが、中央にそびえ立つ、高さ8m・約100段のひな壇には1万体が展示され、迫力満点。2019年で31回目を迎えます。また、ひな人形の里親制度があり、気に入った人形を引き取ることも可能です(有料)。

<DATA>
阿波勝浦「ビッグひな祭り」
場所:徳島県勝浦郡勝浦町の人形文化交流館にて実施
開催日:2019年2月23日~3月31日
 

千葉県勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」は、市内各所に約30,000体のひな人形が飾られ、期間中、街がひな祭り一色に染まります。遠見岬(とみさき)神社の60段の石段に飾られる約1,800体のひな人形はライトアップされ、幻想的です。

<DATA>
「かつうらビッグひな祭り」
場所:千葉県勝浦市内各所で実施
開催日:2019年2月22日~3月3日


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