美容医療/美容医療の基礎知識

失敗しない美容クリニック選び 前編(2ページ目)

美容クリニックの情報は雑誌や、インターネットに氾濫していて、どこのクリニックに行ったらいいのか、わかりづらい人も多いと思います。実際に、この質問はガイドが一番多く受ける質問です。ここでは失敗しないクリニックの選び方、見極め方のコツなど前編、後編に渡りご紹介していきます

大里 有里砂

執筆者:大里 有里砂

美容医療ガイド

クリニックのホームページの見方

まず医師の経歴を確認しましょう。最近ではあまり見かけませんが、名義貸しで行われているクリニックは、医師の経歴を全く載せてないケースもあります。このような場合はおすすめできません。ある程度サイトを良く見てみると、そのクリニックの得意分野などがわかることがあります。自分が受けたい施術が、その得意分野と合致しているかもポイントです。

昨年、厚生労働省からサイト内におけるbefore、afterの指針が出されましたので、今後は症例写真を掲載するクリニックは減っていくのではないかと思います。症例写真は照明や表情などでかなり見た目が変わります。明るい照明にするとシワが薄く見えたりします。そのあたりを踏まえて見てください。

オペの写真などは、ドクターのセンスを見るのに参考にされるのにいいかもしれません。施術前が自分に近い症例を探すほうがいいでしょう。仕上がりが自分の希望するイメージに近いかを見ます。


医師の選び方

医師

どんな先生がおすすめ?

サイトに医師の経歴が書いてある場合、学会に所属しているかを確認しましょう。日本には2つ同じ名前の日本美容外科学会がありますが、そのどちらにも属していない医師も避けたほうがいいでしょう。

美容外科には他科から転科して数カ月だけ美容外科や美容皮膚科に勤めて、ノウハウだけを身につけて開業するという医師もいるので、それを見分けるのが経歴と学会所属の有無です。学会発表をまめに行っている医師は最新の情報や、技術から離れていないといえます。

いくらサイトをしっかり見て医師の経歴などを確認しても、実際の担当は希望していた医師と異なることも考えられます。それが心配な人は、予約の時点で自分の診察に入る医師を確認しておくのもいいのではないでしょうか。

非常勤の医師でも、大学病院勤務の知識や技術が豊富な医師であるケースもあります。また他科の美容の経験がほとんどない医師が、アルバイトで、オペを行うというケースも少なからずあるそうです。あまりにも安すぎる値段などは、少し気をつけたほうがいかもしれません。

クリニックの選び方についてお伝えしましたが、次回は「カウンセリングのとき、必ず確認しておくべきこと」をご紹介します。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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