コンセントの形状や電圧は?電気・通信機器の利用について
C型への変換プラグは、逆に現地では入手しにくいので出国前に購入を
また、フィンランドの電圧は230V、50Hzが一般的。ドライヤーなどは専用変圧器なしに現地で使うとショートを起こしてしまいます。日本の携帯やパソコン、カメラのバッテリー充電器は、現地でも変圧器なしにプラグ変換のみで使えるものがほとんどですが、出国前に一応確認しておきましょう。
携帯大国フィンランドでは、電波が届かない場所を見つけるほうが難しい
日本から持ち込んだ携帯電話を利用する場合は、各会社がサービス提供している国際ローミングを利用するか、空港でレンタル携帯を入手します。日本の携帯会社であらかじめSIMロック解除しておき、現地のキオスクで身分証明や契約手続きなしに気軽に購入して即使える、プリペイド式のSIMカードを手に入れて利用するという方法もあります。
また、ヘルシンキ市内の各観光スポット付近や、チェーン店を中心としたカフェ・ファストフード店などでは、無料のWi-Fiが使えることが多く、これを利用しない手はありません。さらにホテル・ホステルはもちろん、長距離列車(在来線を除く)や長距離バスのなかでも席の等級に関係なく無料Wi-Fiが利用できます。得てして田舎地方の森の中を抜けていく間は速度が弱いですが、それはご愛嬌。
■参照記事「フィンランドのインターネット・Wi-Fi事情」
たばこ・お酒に関するルールとエチケット
唯一アルコール濃度4,7%以上のお酒を購入できる専門店Alko(アルコ)には、国内外のお酒がずらりと並ぶ
カフェやレストランのテラス席ではもちろん喫煙可能。逆さにした植木鉢にペインティングした可愛い卓上灰皿をよく見かける
街でたばこが購入できるのは、スーパーマーケットのレジ。レジ係の人に銘柄を伝えて取り出してもらいます。その際、年齢確認のために身分証明書を提示させられることがあるので、パスポートの携帯を忘れずに。
お酒販売のなかなか厳しいルールについては過去記事「フィンランドで人気のお酒と、販売に関するルール」を参照ください。簡単にまとめると、アルコール度数4,7パーセント未満のお酒(ビール、果実酒など)であれば街中のスーパーマーケットで午後9時まで購入可能。度数4,7パーセント以上のお酒を買うには、街中に点在するAlko(アルコ)という国営の酒専門店へ行かなければなりません。
2013年から施行開始された、30歳以下に見える顧客に対しての身分証明の提示を呼びかける新規則の告知
■Alko(アルコ) 店舗検索サイトはこちら
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