さつまいもは究極のダイエット食?
「芋づる式」に出てくる、いも掘りも楽しい!
さつまいも美ダイエットを実践・成功して、そのまま体型を維持できている理由がわかりました。それは、「さつまいもダイエットはリバウンドしない!」ということ。
さつまいもを1日2食ほど食べていた時期があり、そのときは確実に痩せました。一般的な置き換えダイエットと同様の原理で、食べる量を減らし、総カロリーを抑えれば必然的に体重は減るもの。これに関しては当然の結果です。
しかし、食生活を変えるだけのダイエットなら、食生活をもとに戻し、通常量を食べるようになれば、たちまちリバウンドしてしまうハズですよね。「ダイエットがストレスになって、ドカ食いしたらダイエット前より体重が増えてしまった」というのは、よくある代表的なダイエットの失敗談といっても過言ではありません。
それなのに、通常の食生活に戻し、おやつにさつまいもを食べる生活にしても、一切リバウンドしませんでした。そこにはちゃんと、理由と根拠があったようです。ここで、リバウンドのメカニズムも一緒にご紹介しましょう。
さつまいもならリバウンドしない秘密
まず、さつまいも美ダイエットの特徴は、カロリーを減らすだけのダイエットではないということ。通常のダイエットであれば、カロリーを落すことが目的のひとつですが、さつまいもはむしろ他のダイエット食品と比べれば、カロリーも炭水化物も糖分も、割としっかり含まれています。そんな食材、普通はダイエットに選びませんよね。でも、だからこそ、ダイエット中に起こりがちな“隠れ栄養失調状態”を招くこともなく、リバウンドしない身体になれるのです。
実際に、焼きいもとご飯(白米)を比較したデータがあります。さつまいもと米、カロリーはそう変わらないのに、さつまいものほうが良い成分が多く含まれているのがわかります。
[表] 焼きいもとご飯の栄養素を比較
(参考:gulico栄養成分ナビゲーター)
・ご飯(精白米) 【女性の茶碗・軽く1杯】 150gあたり
・焼きいも 【中サイズ・約半分】 150gあたり
※前者が白米、後者が焼きいも
エネルギー: 252kcal/245kcal
脂質: 0.3g/0.5g
たんぱく質: 5.3g/2.1g
炭水化物: 54.2g/58.5g
食物繊維: 0.5g/5.3g
カリウム: 44mg/810mg
カルシウム: 5mg/51mg
鉄分: 0.2mg/1.1g
ビタミンE: 0.0mg/2.0g
ビタミンC: 0mg/35mg
ビタミンB1: 0.03mg/0.18mg
ビタミンB2: 0.02mg/0.09mg
ビタミンB6: 0.03mg/0.50mg
焼きいもとご飯の三大栄養素は似ていますが、食物繊維、ビタミン、ミネラルについての栄養バランスは、さつまいもの方が勝っています。
さつまいものビタミンCは加熱中に溶出されないで残すことができるし、カリウムも極めて多いのも特徴。さつまいもは主成分がデンプンであり主食となりうるし、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み野菜としての面も持っているので、脂質が少なく、肥満防止、高血圧症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病予防のための真の”健康食品“と呼べるでしょう。(実際には準完全栄養食品と呼ばれています)
ダイエット失敗の要因、リバウンドのメカニズム
ダイエットにつきもののリバウンド、それは「ホメオスタシス」が深く関係しています。「ホメオスタシス」とは「環境に適応しようとする体の働き」のこと。極端に摂取カロリーを減らしたり、運動量を増やしたりすると、人は自然と太りやすい体になってしまうのです。ちなみに、身体が「ホメオスタシス」な状態であると、こんなことが起こります。
・筋肉量の減少=基礎代謝の低下
・基礎代謝と消費カロリーが低下
・食べ物の栄養素の吸収力がアップ
・体脂肪を溜めこみやすい体になる
せっかくツライ思いをしてヤセたのに、待っていたのはリバウンド。それではあまりにも報われません。だからこそ、間違った&無意味なダイエットはNGなのです。
ダイエットの極意は、「無理せず・キレイに・Happyに!」なることだと考えています。せっかく自分の中で「キレイになりたい!」とわき上がった向上心は、大切に大切に、さつまいもで叶えてあげましょう。