第一章 さつまいもを知る さつまいもの魅力
使い道はいろいろ!
さつまいもは言わずと知れたリーズナブルな食材で、日常的に食べるものとしても、経済的。しかも、戦後の荒れ地で栽培できるほど、生命力が強い食物でもあります。
今では旬である秋だけでなく、オールシーズンいつでもどこでも入手可能な手軽さも、魅力のひとつ。年間を通じて、「さつまいも美ダイエット」を実行することができます。
高いお金を出してキレイになれるのは当たり前。しかし、経済的な面や時間の使い方を考えると、それが万人に適した美容・ダイエット法だとは言えません。
他力でキレイに・スリムになることは出来ても、それは一時的なもの。例えばエステに通っても、自宅では油断して毎日ドカ食いや偏った食生活を繰り返していたら、せっかくエステティシャンが施術したスリムなボディも維持することはできないのです。
「キレイ」も「スリム」も「健康」も、維持するためにはいかにして日常的・金銭的・精神的に、誰でも無理なく続けられるかがポイントです!
とはいえ、何も「毎食必ず、さつまいもを食べるべき」と言いたいわけではありません。ここで提唱したいことは「一石二鳥の美容法」であり、食べ物に関しては「どうせ食べるなら、体にイイものを」という考え方。
家族との食事、恋人とのディナー、友人との飲み会。そういった他人と楽しく食事する場で、ひとりだけさつまいもを食べようとするのは場違いな話ですが、毎日の生活の中で、自分ひとりがちょっとした空腹を満たしたいなら、 ファーストフードのハンバーガーやポテトを食べるのではなく、“体によくて腹もちの良いもの”を選べばいいのです。
そして、私がダイエットにさつまいもを選んだ最も大きな理由が、「たくさん食べても罪悪感がなかった」ということ。私はもともと食べることが大好きだったのですが、ダイエットに打ち込んでいた頃は、どんなものを食べても、食べた後に大きな罪悪感に苛まれていました。でも、さつまいもはたっぷり食べる程便通がよくなり、お腹がスッキリ! 食べた分だけキレイになれる実感を得ることができたのです。
きっと、「食べると罪悪感が湧く」女性は世の中にたくさんいるでしょう。食べることは生きること。生きていく上で必要なことであり、本来はとても楽しくて幸せなことなのです。それなのに、食べるたびに罪悪感を抱えてしまうことは、本当に辛く悲しいことです。食べる喜びを楽しむために、さつまいもは大きく役立ってくれることでしょう。