多くのホテルのラウンジを中心に英国スタイルのアフタヌーンティーが提供されていますが、このところ、そのスタイルも個性的になり、そしてついに、朝食・昼食・夕食に並ぶくらいの食事時間のひとつになった、ともいえるほどに進化しています。
どんな進化が見られるか、これまでオールアバウト紅茶サイトでご紹介したアフタヌーンティーの例を挙げながらご紹介します。
スタイルの進化も一目でわかる
定番の3段のスタンドから、個性的なオリジナルアイテムが使われるように
コンラッド東京写真は取材時のもの。現在のメニューとは異なります
ガラスの階段に並ぶサンドウィッチやスイーツ。スタイリッシュかつモダンで、初めて目にするひとにはサプライズ感たっぷり。
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パレスホテル東京
写真は取材時のもの。現在のメニューとは異なります
日本のホテルらしく、開業にあたり力をいれていた日本らしさ。その日本らしさを表現したお重使いのアフタヌーンティーは、開業当初から話題に。お重の高さに制限があるので、毎回メニューの作成にはご苦労があるようですが、運ばれてきて、開くとき、とてもわくわくしますね。
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マンダリンオリエンタル東京
写真は取材時のもの。現在のメニューとは異なります
全体はコース仕立てで、オープンサンドから順にサーブされ、スイーツの盛り付け用として中国風飾り棚を用いています。これで一気にチャイニーズテイストになるから不思議。
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フォーシーズンズホテル丸の内
写真は取材時のもの。現在のメニューとは異なります
トレイの端から伸びるハンドルが一際目を引き付けます。ダイナミックさをも備えたアフタヌーンティー。
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続いて、内容の進化です。
アフタヌーンティーはさらに拡大
日本料理、中国料理、イタリアン、そしてキッズ向けにも
アフタヌーンティーの広がりを実感させるのは、日本料理、中華料理、イタリアンなど様々な分野で展開されるようになってきていることです。各料理分野や素材などの特色を生かし、また、お茶も料理との相性を考えた内容になり、アフタヌーンティーの提供が始まっています。
シャングリラ東京 イタリアンレストラン「ピャチャーレ」
写真は取材時のもの。現在のメニューとは異なります
当サイトで2012年11月にご紹介したシャングリラ東京。同ホテルのラウンジでもアフタヌーンティーは提供中。こちらは、ラウンジと同じフロアにあるイタリアンレストランでの”イタリアンアフタヌーンティー”。チーズ好きにはたまらない、チーズを終始感じられるもの。
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キッズに向けてもアフタヌーンティーも展開しているところも。
ディズニーランドホテル 「ドリーマース・ラウンジ」
”ホーム・スィート・ホーム・ダイニング”アフタヌーンティーセット
写真は取材時のもの。現在のメニューとは異なります
大人1名+子ども1名、それぞれに3段のアフタヌーンティーセット。こちらは2013年4月10日(水)までの限定メニュー。サイズと内容も違えながら構成される楽しいメニュー。ディズニーキャラクターが色々な形で盛り込まれるのも特徴的。
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オールアバウト紅茶サイトでご紹介していないものの、次のようなアフタヌーンティーもあります。
ウェスティンホテル東京 日本料理レストロラン「舞」 では和のアフタヌーンティー、また、中国料理 「龍天門」によるアフタヌーンティー。和のアフタヌーンティーには、かわいい手まり寿司や和菓子、お茶も緑茶、昆布茶、玄米茶、もちろん紅茶も。中国料理のアフタヌーンティーでは点心デザートプレートに、お茶は、黄金桂、東方美人、龍井茶など。
東京 お台場にある、ホテル日航東京 中国料理 「唐宮」では中国式アフタヌーンティー。飲茶メニュー(蒸し物点心、料理小皿、中国菓子で構成)と7種類の中国茶(選べるのは1種類)。
このように、ホテルラウンジ以外の場所でも、各国料理でアフタヌーンティーが活かされています。アフタヌーンティーという時間は、今後もっとたくさんの料理ジャンルで展開されても不思議ではありません。さまざまなところでアフタヌーンティーが提供されるようになった現在、伝統的なアフタヌーンティーを超えて、個性的なアフタヌーンティーも求められるのでしょう。