モデルルームはペントハウス最大面積住戸
棟外モデルルームは、「ナショナル麻布」の裏手に構えられた。モデルルームはひとタイプ。ペントハウス247.41平米をワンベッドルームで表現している。ちなみに、このマンションの最大面積住戸にあたる。住戸のエントランスを入ると、正面に10畳以上もあるホワイエ。グランドピアノが据え置かれている。右の扉がリビングダイニング。左がプライベートゾーンである。ホワイエには上階に通ずる階段があるが、屋上デッキの付くタイプがこの部屋を含めて2邸だけ用意されている。デッキからは有栖川公園の緑を眺めることができる。
設計変更に対応する体制を整えているため、モデルルームは大胆な空間使いを提案している。インテリアデザイナーは茂木えいこさん。当サイトでも「パークハウス常磐松」や「有栖川パークハウス」でそのビビットなテイストをご紹介した。ふた通り用意されたカラースキームなどもすべて茂木さんのパフォーマンスである。
広尾の免震マンション
「ウェリス有栖川」の魅力は何といっても広尾駅徒歩4分という利便性。次に、免震マンションであること。土地は角地である。道路付けは際立って恵まれているわけではないが、地形が良い。逆に良すぎたくらいで、さまざまな向きの住戸が生まれることとなった。結果、専有面積が56.18~247.41平米とバリエーションの多い部屋が用意された。大きい部屋と小さい部屋に偏らず、80、90、100、120平米と豊富なラインナップが、じつはこのマンションの見どころでもある。
シングルライフやふたり暮らしを対象にしたマンションで、ラグジュアリーな設えとともに駅近・免震を叶えられる現場はどれくらいあるだろう。「大規模の共用施設はトゥーマッチ」という人にとっては興味深いはず。となれば、ペントハウス以外のモデルルームが(個性的な間取りが多いこともあって、なおさら)見たかったような気がするが、そこまではちょっと望みすぎか。
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