加圧トレーニングの「五大効果」とは?
専用の加圧ベルトを巻いてトレーニングします。女性にうれしい効果がいっぱい!
この加圧トレーニング、ピラティスやウォーキング、ジムでのマシントレーニングといった加圧なしのエクササイズと、なにが違うのでしょうか。加圧の「五大効果」を一つ一つ例にとってご説明していきます。
加圧トレーニングと加圧なしのトレーニングの比較!
1. 「ダイエット効果」 加圧ありとなしの場合
加圧トレーニング開始後、約15分後から成長ホルモンが大量に分泌されると言われています。その量通常の100倍から290倍!脂肪を燃焼するためには、まず体内の脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解する必要がありますが、その分解に役立つのが成長ホルモンです。加圧トレーニングはトレーニング中の代謝アップはもちろんですが、この大量の成長ホルモンがトレーニング後も身体の脂肪を燃焼しやすい状態にしてくれるのです。加圧後数日間成長ホルモンの分泌が続くので、いつもより少し多めに歩いてみる、お腹に力をいれる、といったちょっとしたことを普段の生活に取り入れることで、効率よく短期間でシェイプアップができます。
一方加圧なしの場合、加圧ありの時と同じようにトレーニング中は代謝はアップします。ですが成長ホルモンは加圧ありのときほど分泌されないため、脂肪燃焼は加圧トレーニング後ほど期待できません。
2. 「筋力アップ」 加圧ありとなしの場合
加圧トレーニングは細くて持久力のある遅筋と、ある程度の太さと瞬発力のある速筋を同時に鍛えられるので、低負荷で高負荷のトレーニングをしたのと同等の効果が得られます。0.5キロから1キロのダンベルトレーニングで、女性に必要なしなやかで身体を支えるのに十分な筋力アップが望めます。骨や筋膜に負担がかからないので、もともと筋量の少ない女性や高齢者にも気軽に始められる筋力トレーニングです。
一方加圧なしの場合、筋力アップに必要な速筋を鍛えるためには、筋肉に大きい負荷をかけ長時間行う必要があります。運動不足の方、高齢の方は、急に激しいトレーニングを始めると骨や腱を痛めて怪我をしてしまうことがあるので要注意です。
3. 「血行促進」 加圧ありとなしの場合
加圧トレーニングでは、血流を一時的に制限してから血液を心臓に一気に戻すため、10分~15分の短時間で身体全体の血流をよくすることが可能です。さらに血管の収縮、拡張を繰り返すことで血管の弾力性がでて血管が若返ります!筋力トレーニングと同時に「血管トレーニング」もできるのが加圧トレーニングの特徴です。
加圧なしの場合、運動をすることで血流はよくなりますが全身の血流をよくするにはある程度の時間をかけることが必要です。
ただし高負荷の運動を長時間続けると、血管が硬くなってしまうこともあるので注意が必要です。
4. 「回復力アップ」 加圧ありとなしの場合
加圧トレーニングで大量に分泌された成長ホルモンは血管を通って全身に巡ります。この成長ホルモンによって、骨折やねんざといった怪我の回復力が早まるというデータがでています。また加圧には「除痛」効果があると言われているので痛みのある部分のリハビリトレーニングなどを早期から開始できるというメリットがあります。
一方加圧なしの場合、怪我をして痛みがある場合通常のトレーニングをすること自体がなかなか難しいので、リハビリテーションの運動療法から痛みの度合いをみながら少しずつ怪我の回復に向かってトレーニングをしていきます。
5. 「美肌効果」 加圧ありとなしの場合
加圧トレーニングによって新陳代謝があがり血行がよくなることに加え、290倍の成長ホルモンによって肌の保湿力がアップします。もともと肌の保湿力が高い子供のように、肌がみずみずしくなりハリがでます。加圧トレーニングをされた方が一番先に実感するのが、この美肌効果ということも少なくありません。
加圧なしの場合も新陳代謝、血行ともに運動前よりもよくなるので運動直後はいつもより肌の調子がよいと思います。ただ成長ホルモンは加圧後ほどでないのでしばらくすると効果を実感できなくなってしまう場合もあります。