分譲マンションレポート/岡本郁雄の分譲マンションレポート

【取材レポート】パークホームズ大倉山

サスティナブル社会の実現を目指し、HEMS、MEMSといったエネルギーマネジメントシステムやコミュニティ形成支援などで注目を集め完売したパークホームズ大倉山。その魅力をレポートします。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

経済産業省「次世代エネルギー・社会システム実証事業」に初採択
東急東横線「大倉山」駅徒歩6分の全177邸「パークホームズ大倉山」

「パークホームズ大倉山」は、東急東横線「大倉山」駅徒歩6分の住宅街の一角に建つ敷地面積約6,700平米、総戸数177戸の大規模マンションです。サスティナブル社会を目指し、経済産業省「次世代エネルギー・社会システム実証事業」に分譲マンションとして初採択され、横浜市が推進する横浜スマートシティプロジェクトに参画していきます。

HEMS(家庭内エネルギー管理システム)やMEMS(マンション内エネルギー管理システム)がCEMS(地域内エネルギー管理システム)を介してネットワーク化。地域全体のエネルギー消費動向と連動した省エネ行動を、居住者それぞれが実行できるようモチベートされます。

マンション内のエネルギーの見える化だけでなく、消費電力ピーク時に、節電協力を要請し手動で省エネ行動を促すグループ、HEMSにより自動でエアコン・エコキュートを動作させるグループなど3グループで、節電結果の影響を実証します。同マンションは、こうした機能を備えている点で、独自性があります。

平成24年9月に竣工し、既に全戸完売した同マンションの魅力を建物内を見学しレポートします。
パークホームズ大倉山

大倉山駅を出てすぐの街並み

「大倉山」駅を出ると、街路沿いに多くのショップが建ち並んでいます。既に街が成熟しているのがわかります。
パークホームズ大倉山

近くにあるスーパーマルエツ

現地の近くには、マルエツなどのスーパーもあり買い物などの利便性も高いことがわかります。現地までは、駅から徒歩6分。駅近い住宅街としては希少な、広大な敷地が拡がります。
パークホームズ大倉山

パークホームズ大倉山の敷地北側からみた外観

3棟構成のランドスケープで、アートをコンセプトに掲げ「森の美術館」を目指した外観は、とても美しく瀟洒な印象を与えます。同マンションで採用された新工法SuKKiT3では、グリッドフレームを建物外側に組み込むことで、特徴ある外観デザインを創造するとともに、リビングサッシ上部の大梁をなくし開放的で自由度の高い空間を生み出しています。
パークホームズ大倉山

パークホームズ大倉山のエントランス

横浜市に居を持つアーティストを起用し、多彩なアートワークを展示しているのも同マンションの特徴で、光のエントランスを抜けるとアートが展示されているギャラリーウォークが続きます。
パークホームズ大倉山のギャラリーウォーク

パークホームズ大倉山のギャラリーウォーク

パークホームズ大倉山

パークホームズ大倉山の共用部に展示されたアート

ギャラリーウォークを抜けるとラウンジがあります。窓越しには、アートの森が眺められます。同マンションでは、ワークショップでアート製作などを住民間で体験できます。こうしたコミュニティ形成支援はコミュニティカフェ(集会室)なども利用し、地元NPOと連携した創縁プログラムなども用意されています。コミュニティガーデンでの花壇の植え替えを住民で行うグリーンプログラムなどもコミュニティ形成のきっかけ作りです。こうした試みは、防災対策としても注目されます。
パークホームズ大倉山

パークホームズ大倉山のラウンジ


次のページでは、エネルギーマネジメント関連について紹介します。
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