防犯/防犯関連情報

侵入口は窓だった!侵入被害を防ぐ窓にせよ!(2ページ目)

板橋区で起きた女性殺害事件。自宅への侵入手口はガラス破りでした。事件を教訓に自宅の安全を再確認してください。お宅の窓ガラスは簡単に割れますか? 「割れる」と思う人が大多数です。今すぐ、補助錠を使って補強して、安全レベルをアップしてください!

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

 

網入りガラスは簡単に割られてしまう!

クレセント錠付近を破られる!

クレセント錠付近を破られる!

泥棒が窓からの侵入を企てるとき、どこを割るかと言えば、「中央のクレセント錠付近」です。自分の手指が入るだけの大きさを開ければ簡単に手を差し入れてクレセント錠を開錠することが出来るからです。

その際、防犯ガラス(防犯ペアガラス、防犯ガラスなど)でない通常のガラスであれば、あっという間(数秒)に、また網入りガラスでも10数秒程度で破られてしまいます。一般に「泥棒は侵入するのに5分かかれば、約7割が侵入をあきらめる」と言われています。

つまり、「網入りガラスだから大丈夫では?」との思いに対して、現実は通常ガラスとさほど変わらず、容易に破られてしまうので防犯性は低いのです。画像をよく見ていただければお分かりになるでしょう。

窓の防犯性を上げよう!

窓の防犯性を高めるためには「飛散防止フィルム」など「防犯フィルム」をクレセント錠周辺に張ることが有効です。これを貼ることによって窓ガラスは割れにくくなり、破ろうと思えば時間がかかるため、侵入をあきらめてくれるだろうということです。

しかし、防犯性を高めるにはさらにもっと時間をかけさせる。つまり、玄関ドアを「ワンドア・ツーロック」にするように、窓も「ワンウィンドウ・ツーロック、スリーロック」にすることです。窓用の補助錠をホームセンターや通販でも購入することが出来ますので、今日、明日にでもすぐに設置しましょう。

「出入り口は侵入口」すなわち、人が出入りできる場所はすべて侵入口となりますので、一般的な住宅では、玄関ドアと窓を防犯補強することで、侵入被害をかなり防げるようになるのです。

家人が不在の間に空き巣に入られたなら、まだ命にかかわらなくても、侵入の最中に帰宅してしまって鉢合わせでもしてしまえば……最悪の場合、命にかかわる事態となってしまうのです。

自宅のセキュリティレベルを考える時、玄関ドアももちろんですが、それよりも侵入口となりやすい「窓ガラス」「サッシ」の安全度をよく考えてみましょう。「簡単に割られるな」と思ったら、すぐにでも補助錠等で侵入被害を防ぐ対策をしましょう。


こちらの記事で防犯ブザーを使った「侵入防止アラーム」の利用法をお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
【参考記事】
「サムターン回しより焼き破り?」




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