コードトラック搭載のCubase7は59,800円
11月14日、InterBEEの会場で発表されたSteinbergのCubase7。この春にCubase6.5が出たばかりなので、まだまだ先だと思っていたのですが、従来よりも早いピッチでのメジャーバージョンアップが行われました。機能的にも魅力的な内容になっているのですが、電撃的だったのが実売価格の大幅な値下げです。これまでCubase6.5が79,800円だったものが、59,800円と2万円も下がったのです。下のバージョンのCubase Artist7は従来のままの39,800円ということのようですが、これは大きなインパクトだと思います。つい何年か前まで10万円以上したCubaseがこの価格にまでなったのですから、やはり驚きです。
気になる機能ですが、最大のポイントはコードトラックを装備したこと。コードを入力するだけで、ガイドライン的な伴奏ができるようになるのとともに、MIDIトラック、オーディオトラックに対してもいろいろと機能できる仕掛けが施されています。とくにVariAudioでコーラストラックを生成する際などには大きな威力を発揮してくれます。
また、ミキシングコンソールのデザインも一新。デザイン的な好き嫌いはありそうですが、大きな編成でも操作しやすくなっているのがポイントです。
そしてもうひとつユニークな機能が搭載されました。それがVST Connect SEというもので、遠隔地でのリアルタイムなレコーディングを実現するもの。これによってレコーディングの世界も大きく変わっていくかもしれません。
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