中国茶/中国茶の基礎知識

急須が要らない中国緑茶の飲み方(2ページ目)

自動販売機で、つい緑茶を買ってしまう人や、面倒なことが苦手な人におすすめの緑茶、道具がなくても簡単に飲める便利なツールを、中国茶と日本茶の枠をこえてご紹介します。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド

第5位:ペットボトルで深蒸し煎茶

ペットボトルの水に、サラサラと茶葉を入れます。フタをして30分ほど待てば、美味しい水出し煎茶のできあがり。たったこれだけで、できたて煎茶が愉しめるので、試してみる価値ありです。

第4位:花の形の中国緑茶

緑牡丹

黄山緑牡丹茶
5個¥1,050-(華泰茶荘)

緑茶の葉を糸で縛って花の形に仕上げられた、緑牡丹茶(りょくぼたんちゃ)。

お味の方は、煎茶に比べると、すっきりした印象です。玉露のようなトロリとした甘みが苦手な方には特に人気のある中国緑茶で、マイボトルにポトンと入れてお湯をつぎ足しながら飲むのもおすすめ。


工芸茶

茉莉福到花藍
1個¥350-(ルピシア)

種類としては工芸茶とよばれ、緑茶ベースでジャスミンの香りのものが多くみられます。

ティータイムに彩りを添えてくれる、美しさと美味しさを併せ持つお茶です。




第3位:水出し粉末抹茶でカフェ気分

粉末茶

水出し粉末抹茶 500ml用
4.2g×6袋 ¥294-(無印良品)

粉末を500mlペットボトルに入れてシェイクするだけで抹茶がいただけます。

お湯だけでなく、水にもよく溶けます。1回分ずつの個包装で、分量に悩まなくていいのも助かります。砂糖は入っていませんので、お好みで調整できるのもポイント。

時にはカフェ気分で抹茶ラテ。グラスに注いだミルクに氷を浮かべ、氷の上から抹茶を注ぐと、きれいな2層になります。

第2位:茶殻まで食べられるお茶

やわらかな新芽を摘んで作られた一番茶は、茶殻にポン酢をかけていただいたり、炊きたてのごはんに混ぜておにぎりにすると絶品です。

ほろ苦くさっぱりいただけるお茶のおにぎりは、鮮やかな若緑色が美しく、茶殻に含まれるベータカロテンやビタミンEも摂取できるので、いいことづくめですね。

第1位:マイボトルで本格煎茶

消費形態がインドア的だったリーフティーですが、緑茶を簡単に美味しく飲むために作られた携帯ボトルがあることをご存じでしたか? 保温性に着目した携帯ボトルが多い中、この「茶こし付 ティーポットボトル」は、何よりも緑茶を手軽に美味しく淹れることに着目して作られた商品。

茶こし部分に茶葉を入れるので、お湯を入れたままでも濃くなりすぎる心配がありません。シンプルながらも機能的で、砂時計のようなフォルムがスタイリッシュです。

ティーポットボトル

茶こし付ティーポットボトル¥2,625-(モットアート)
静岡茶商工業共同組合とデザイン集団の共同開発

 


一人当たりの緑茶リーフの消費量は、昭和48~50年の1,000gがピークですが、平成21年以降は700g前後に減っています。
(日本茶業中央会茶関係資料より)

でも、こんなに手軽に飲めるのなら、もっと飲んでみようと思いますよね。まずは、戸棚に眠っている引物のお茶から飲んでみませんか?

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