『水曜どうでしょう』の大ヒット
ガイド:私は東京出身なので、7、8年くらい前まで大泉洋さんを知らなかったんですが、その頃、北海道出身の人のブログには好きなテレビ番組として『水曜どうでしょう』と書かれていて、すごく気になっていたんです。最近になって地方局で放送していることがわかり見始めて、ハマっています。とても、おもしろいですよね。
亜由美社長:
今や全国で放送していただいて、ありがたいです。今は、大泉も全国ネットでドラマに出させていただいているのに、古くてダサくて学生の頃の大泉も同時に見ることができるのは不思議ですよね。素人みたいな大泉ですからね。
ガイド:
番組、とても面白いですよね。一緒に旅してるような感覚で。
亜由美社長:
みなさんにそうおっしゃっていただけるんです。大学生の時とかなら車1台で夜中に思いつきで旅をすることができたりもしたんでしょうけど、大人になってからはなかなかできなくなって。その今はできなくなったことを代わりにやってくれているという感覚なんですね。それに加えて大泉の面白い発言に共感いただけているようです。
全く違う二人の組み合わせ
ガイド:現会長であるミスターこと鈴井貴之さんと亜由美社長はとても良い組み合わせですよね。
亜由美社長:
二人は全然タイプが違うんです。鈴井貴之は自分が面白いことを形にするアーティストの最たる人で、私はお客様にどうしたら喜んでもらえるかを考えるプロデューサーとしての考え方をするので。
ガイド:
本で紹介されているエピソードで、会社の金庫のお金がなくなっちゃったりとかありましたよね。
亜由美社長:
そうなんですよ。チームで仕事しているのに自分だけのものにしちゃうんですよね。変わっているというか。払わなければならないお金ですよ。どうするつもりだったのか。だいたい考えたらわかりますよね。
ガイド:
亜由美さんは、そこでよくキレなかったですよね。
亜由美社長:
不思議ですよね。みんなに「よく結婚したね、そういう人と」って言われましたけど(笑)。私には無いものをもっていたからでしょうね。一緒にやればうまくいくっていうか。
ガイド:
他にもエピソードはありますか。
亜由美社長:
たくさんありますよ。事務所に来なかったり、来ても寝ていたり。酔ってベロベロになって事務所のガラスを割ったり。なんか目立ちたいんですよね、きっと。
ガイド:
良くも悪くも普通じゃないですね。普通じゃ成功できないですもんね。
亜由美社長:
普通じゃないですね。その点、大泉洋は普通なんですよ。平和主義者ですからね。鈴井のことはみんな反面教師にしています(笑)。おちゃめなところもたくさんあるから憎めないですけど。