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住みたい街探索 第1回 神戸六甲エリアの魅力

神戸市の東部副都心、六甲を中心とした灘区エリアの魅力を紹介していきたいと思います。海と山に囲まれた神戸らしい地域で、現地在住の主婦Mさんにお話を伺いました。

執筆者:平野 秀昭

あなたは、どこに住みたいですか?
そう言われても、自分が育ってきた地域や職場のある街以外は、どういった街かよくわからないというの方が大半ではないでしょうか?

もちろん住み慣れた街が、一番住みやすいのかもしれません。
でも、他の街の魅力もちょっと知ってみたいとは思いませんか? また、やむ終えない事情で引越しをしなければならない場合でも、行く先の街のことを知っておきたいですよね。
今回から始まる「住みたい街探索」では、そんな魅力的な街を取り上げて紹介していきたいと思います。

第1回は、「神戸六甲エリア」を取り上げたいと思います。

六甲は、兵庫県の神戸市灘区のJR六甲道駅周辺のエリアをいい、JRを利用すると大阪からは西へ21分で到着する、意外に近いところです。
国立公園でもある六甲山が市街地北部に位置し、緑の山裾には神戸大学があり、最近ではいのししが出没するなんて話もよく聞かれる自然に溢れた山手のエリアです。この山手エリアは他にも松蔭女子大や神戸高校などが並ぶ、文教地域でもあります。
そういえば、東大合格全国1番で有名な灘高校は、この灘区にあるように間違われがちですが、実は隣の東灘区にあるんですよ。

中央部は、神戸の東部副都心として神戸市が開発整備されている地域で、駅前には大型のビルやマンションがどんどんと建っていっています。
悲しい事ですが、あの阪神淡路大震災のために、この灘エリアも大きな被害を受け、古くからの建物が倒壊したことが開発・整備を推し進めたのは本当に皮肉な事です。

阪神沿線より南のエリアは、埋立地に港湾流通業務を中心とした工業エリアです。とはいえ、このエリアも近年は「HAT神戸灘の浜(東部新都心)」として大規模な団地が建設され、多くの住民を迎えています。

また灘区は、清酒「灘の生一本」で知られる昔からの酒どころでもあり、六甲山からの湧き水が酒造りに適していたのでしょう。
JR六甲道駅と阪急六甲駅の間にある、「六甲八幡神社」は奈良の春日大社の昔の社殿を移したと言われ、六甲の歴史の一端を垣間見せます。
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