濾過器、エアポンプ
最もポピュラーな投げ込み式フィルター
上部フィルター、底面フィルター、外掛けフィルター、投げ込み式フィルターと大きく4種類あります。濾過能力の高いのは上部フィルターと底面フィルターになりますが、前者はコストがかかる、後者は掃除の手間が大きいといった短所もあります。初心者の方なら、まずは投げ込み式のフィルターから初めてはいかがでしょうか?
透明プラスチック内にフィルターが入っていて、中央からブクブクと気泡の出る、最もよく見るタイプのフィルターです。濾過バクテリア(※)の付き具合や汚れを確認しやすいので最も初心者向けと言えます。
※有害物質を分解してくれる微生物。これが繁殖しないと金魚は必ず病気になり死んでしまいます。フィルターの一番の役目はこの濾過バクテリアの棲み家となることです。
投げ込みフィルターと一口に言っても各メーカーから色んな形状のものが販売されていますが、薄いタイプのものよりも高さのある大きな物の方が当然濾過能力は高くなります。製品に記載されている「◯◯cm水槽用」といった表示よりワンサイズ大きめの物を購入するのもいいと思います。
お勧めは同じフィルターを2個用意し、水槽に入れること。汚れの進んだフィルターを掃除する際には濾過バクテリアも洗い流してしまうことになります。フィルターに定着するまでの間、もう一つのフィルターがあれば急激に生物濾過能力が落ちるのを防げるので安心です。
底砂
ポピュラーで手に入れやすい大磯砂利
基本的には目の大きな物より細かいタイプのほうが濾過の手助けになり、色目の白っぽいものより黒っぽい物の方が魚が落ち着きます。悩むようでしたら、まずは黒色で目の細かめの大磯砂利から初めるのが良いと思います。真っ黒でも味気ないので、私は五色石という天然の色合で中粒の砂利を混ぜて使うことが多いです。
水草
基本的には無くても育ちます。水草を水槽の見た目が美しくなります。金魚にとっても自然に近い環境を作ってやる事で落ち着きが出るという説もあります。ただし、金魚は水草をつついて食べてしまうので、水の汚れにつながるというデメリットもあります。景観のためだけならイミテーションも販売されています。定期的に掃除するだけで良いのでコチラのほうがお手軽かもしれません。ただし産卵を促すには水草は必要となります。隠れ家となるアクセサリ
これも無くても育ちます。水草同様、水槽の景観を良くする効果と金魚の落ち着きを出すためにある方がいい説もあります。絶対に必要なものとなるとこれぐらいですが、冒頭に書いたように最も必要なものは飼育者の手間です。そしてここに書いたものはごく一般的なものです。
あなたの金魚が健康に育ちますように。