ラ・プルミエ・プゥッスのランチ
ラ・プルミエ・プゥッスとは、最初の芽、という意味だそうです。「僕がこれからいろいろやりたいと考えていることの最初の芽、なんです。”プルミエ”じゃなくて”ヌーヴェル”で新芽、とすることもできたんですが、それだと若い人が何か新しいことをやるみたいでしょ。そうじゃなくてね」と鎌田さんは言います。パテ ド カンパーニュ(720円)
ランチセットのパンとスープ
ランチのメイン
「料理はパンで拭うことができるソースのあるものを考えています。タンシチュー、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、ブランケット ド ボーなど、パンを愉しむための料理ですね」
若鶏のクリーム煮
ラ・プルミエ・プゥッスの自家製パン
厨房でパンを焼く
オープンしたての現在は知り合いのパン職人から分けてもらった酵母種を用いて全粒粉の入ったパンやフォカッチャなどを焼いていますが、そもそも荻窪のルクールピューの時代からさまざまなパンを焼いていた鎌田さん、今回も厨房に本格的なハード系のパンを焼けるフランスの窯を入れて準備万端のようです。
パン ド カンパーニュ ルヴァン(600円 ハーフ300円)
フォカッチャはこのほかにオリーブ入りも
「パン屋さんのパンとはまた違ってね、そんなに種類はないですが、料理用の食材を使ったパンも焼いていきたいと思っています。たとえばローストポークやドライトマトのガーリックフランスとか、カレーパンも生地にスパイスをきかせたものでね、それからハーブを練り込んだパンも作りたいですね。夜はワインに合わせたオリーブやアンチョビ、フィグやクルミ、アプリコットやチーズのパンなどもね」とアイデアはとどまるところがないのでした。
ローストポーク
自家製のローストポーク入り
ラ・プルミエ・プゥッス。その名の通り最初の芽を出して、さて次はどうなるのかというと、これから週末にガレットを焼いたり、自家製のシャルキュトリー(ソーセージなどの肉加工品)も考えているそうです。でも「いろいろな店をやってきているけれど、店は町の人がつくりますよね。最初にこちらで考えたコンセプトとは違う方向に行ったりしてね」と静かに語る鎌田さん。心地の良い飲食店の増えてきている西荻窪界隈で、最初の芽を出したこの店がどんなふうに育っていくのか、楽しみです。
料理人の作るカレーパン
ラ・プルミエ・プゥッス
住所:杉並区松庵3-39-11 シティコープ西荻102
電話:03-5344-9360
営業時間:9時~22時 不定休
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西荻窪駅徒歩2分