美しいロングヘアを保つ手入れ方法
<目次>
美しいロングヘアを保つヘアケア術・手入れ方法とは
手入れされたロングヘアは、すべての女性に自信を与えてくれます
いつまでも美しいロングヘアを保つために、日々行いたいヘアケア術を伝授します。
ロングヘアのダメージが目立つ原因
髪が伸びるスピードは、1日で約0.3~0.5mm。1ヵ月で約1cm、1年で約10~15cmといわれています。ショートヘアの女性が胸まで髪を伸ばした時の毛先は、2~3年前に生えたものということに。長い間、ダメージにさらされ続けるわけですから、ロングヘアの女性は入念にヘアケアしなければ美しい髪をキープすることはできません。頭皮近くの毛髪は、あまりダメージを受けていませんから、毛先を入念にケアすることを意識するとよいでしょう。美しいロングヘアを保つためのヘアケア術7選
年齢を重ねても美しいロングヘアを保つためには、次のことに気を付けてヘアケアしてください。1.トリートメントを正しく使う
トリートメント(コンディショナー、リンスも含む)は、毛髪をコーディングするヘアケア剤。トリートメントを使う一番の目的は、「毛髪に適切な水分と油分を補う」ことです。毛髪の理想的な水分量12~13%を保つために、シャンプーしながら髪に水分をしっかりと含ませ、トリートメントでコーティングしてあげます。ドライヤーの熱によるダメージからも守ってくれます。トリートメントは毛髪にツヤを与え、ホコリの付着や静電気から守ってくれます
トリートメントの効果的な使い方について。シャンプー後、軽くタオルドライし、適量のトリートメントを両手にとってのばし、髪の毛をはさんでたたくようにしてつけます。頭皮に近い部分の毛髪はさほどダメージを受けていないので、髪の根本から10cmぐらいのところから毛先につければOKです。
アウトバストリートメント(=洗い流さないトリートメント)の場合も、同様に、根本から10cmぐらいのところから毛先につけるようにしましょう。付け過ぎると、べたべたしたり、頭皮についたりしてかえってダメージをまねいてしまうので、量に注意しましょう。
2.ドライヤー、ヘアアイロンの使い方に気をつける
ドライヤーやヘアアイロン、コテの使い方に気を付ければ、ロングヘアのダメージを軽減することができるでしょう。ブローする場合、とにかく「乾かし過ぎない」ことが大切。8割ぐらい乾かす感じで、髪の表面のキューティクルを整えるようにしましょう。ロングヘアの場合は、髪を小分けにして頭頂部で留め、内側から乾かすようにすると乾かし過ぎを防ぐことができます。ヘアアイロン、コテを使う場合は、ブローして乾いた状態の髪にスタイリングローションをつけ、顔の真ん中ぐらいから巻き始めます。温度設定は145℃で、当てる時間は1ヵ所につき、3~5秒。カールした状態で冷めるのを待つと、カールをキープしやすくなります。
3.毎日使うシャンプーを見直す
シャンプーは、実は髪にダメージを与える行為です。毎日使うシャンプーは、髪と頭皮にやさしいものを選びましょう。私は、髪と頭皮への刺激がマイルドな「アミノ酸系シャンプー」をおすすめします。そして、シャンプーを使うのは1日1回にとどめ、汗をかいた後など1日1回以上髪を洗いたい場合は、お湯だけで流すようにしてください。ちょっとしたことが、ロングヘアのダメージにつながることに。日々のヘアケアの積み重ねが、美しい髪を守ります。
4.髪の紫外線対策をする
いつまでも美しい髪を保つために、続けたい日々のヘアケア
5.寝る時には、ゆるく結んでおく
意外に知られていないのは、寝ている時の髪のダメージです。枕でこすれたり、寝返りを打った時にもつれたりします。寝るときには、ロングヘアをゆるく結んでおくのがおすすめです。また、髪をよく乾かしてから就寝しましょう。髪が濡れたままだと、頭皮に菌が繁殖し、頭皮の炎症をまねく恐れがあります。頭皮の炎症は、抜け毛・薄毛につながります。
6.頭皮ケアを怠らない
ロングヘアの悩みで多いのが、ボリュームダウン。あきらめてショートにする女性も多いでしょう。髪のボリュームダウンを軽減するためには、健康な髪が生える土壌にすること、つまり頭皮マッサージが重要です。ロングヘアは、髪の重みで頭皮、特に頭頂部や毛根、毛胞が圧迫され、血流が悪くなってしまいます。そして、細い髪や縮れ髪の原因になります。髪のボリュームを維持するために、毎日5分でよいので頭皮マッサージや頭皮の血行をよくする顔ヨガを行いましょう。7.規則正しい生活を送る
美しい髪は健康な頭皮、健康な身体から生まれます。生活習慣の乱れは、自律神経の乱れや栄養不足、血行不良、ストレスの蓄積などにつながり、女性の髪に悪影響を及ぼします。美しいロングヘアを保つために、規則正しい生活を心がけましょう。ノンシリコントリートメントって本当にいいの?
ノンシリコントリートメントは、髪にいいの? 悪いの?
シリコンは、コンタクトレンズや豊胸手術などにも使われていて、毒性はなく、安全性が高い素材です。シリコンは「毛穴につまる」「髪に付着して酸素や水分を通さない」などと思われているようですが、毛穴につまったり、髪に他の成分を浸透するのを妨げたりすることは確認されていないようです。
シリコンの働きは濡れた髪の指どおりをよくし、ツヤを与え、まとめやすくすること。シリコンが入っていないトリートメントは、それらの働きがないのかといえば、そうではありません。ノンシリコントリートメントとは、「シリコンは入ってないが、シリコンに代わる働きをする物質が入っている」のです。正直、ノンシリコントリートメントが髪のためにいいのか悪いのかは、評価しようがありません。
ロングヘアを美しく保つためには、髪がダメージを受けないようコーティングしてあげることが一番です。イメージだけにとらわれることなく、髪と頭皮にマッチしたヘアケア剤を選ぶようにしましょう。
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