バルデス半島へのアクセス
パタゴニアの豊かな自然環境で多数の固有種が生息 写真提供:アルゼンチン観光局
プエルト・マドリンやトレレウから動物たちの見学スポットへは、日帰りツアーに参加するのが一般的。観光客の多い町なので、多くの旅行会社がツアーを実施しています。自力で行きたい場合は、レンタカーを借りたり、タクシーをチャーターすることも可能です。また、半島内のプエルト・ピラミデスには、ホテルやキャンプ場も充実しているので、国立公園内に滞在することも可能です。いずれも、旅行会社でアレンジしてもらえます。現地にも大小様々な旅行代理店がありますが、できれば事前に予約しておきたいところ。ブエノスアイレスには日本語の通じる代理店もあるので、問い合わせしてみましょう。
【参考】
バルデス半島の歩き方
ペンギンやアザラシの営巣地が点在する 写真提供:アルゼンチン観光局
■プンタ・ピラミデス
バルデス半島最大の観光地であり、多くの動物が見られるエリア。とくにゾウアザラシの群れでビーチが埋もれるほどの情景が素晴らしい。ヌエボ湾を巡るホエールウォッチングの遊覧ボートが出ており、そこからはアザラシだけでなく、クジラやシャチを見ることができます。半島で唯一の町なので、ホテルやレストランなども充実。旅行会社のオフィスもいくつかあり、ツアーもここから数多く出ています。
■プンタ・デルガーダ
半島の南東に位置するエリアで、ゾウアザラシやオタリアの営巣地。遊歩道から近くまで行って観察することができます。ホテルとレストランもあるので、ツアー時に立ち寄ることが多い場所です。
■プンタ・カントル
半島の東部に位置するエリアで、シャチが近くまで寄ってくることで知られています。また、グアナコがビーチまでやってくることもあるようです。
■カレタ・バルデス
半島の東部にある入り組んだ入江。マゼランペンギンやオタリアなどがたくさん群れをなしているところを見ることができる。
■プンタ・ノルテ
半島の最北端。ゾウアザラシやオタリアの営巣地であり、マゼランペンギンなども見られます。そして2月から4月にかけては、シャチが近くまでやってきて、通称“オルカアタック”と呼ばれるオタリアを襲う場面に遭遇することもあります。