住宅ローンの借り換え・返済/住宅ローンの見直しポイントはこれだ!

ボーナスで繰上返済してよい人、ダメな人(2ページ目)

いよいよボーナスシーズン到来。住宅ローンがある人は、繰上返済に回すと効果的である一方で、長い目で見ておかないと後悔につながることも。繰上返済しても良いかどうかは、今後のライフプランと家計状況の変化を予想してか判断しましょう!

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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変動金利型の場合には金利上昇に備える

あなたが現在借入れしている住宅ローンは固定金利型ですか? それとも将来金利が変わるタイプのローンですか? 変動金利型やもうすぐ固定金利期間が切れる固定金利選択型であれば、金利上昇しても返済できるかどうかを確認し、意識しておきましょう。もし、今の毎月の家計がギリギリならば、ボーナスで貯蓄を増やし、ピンチの時に備える必要があります。どうしても繰上返済したい場合には、「返済額軽減型」で行い、家計に少しでも余裕を作っておきましょう。期間短縮型で行うと、金利上昇することにより毎月の返済額アップに直結してしまいます

金利が上昇したら、返済額がどのくらいになるのかについては、住宅金融支援機構のシミュレーションで試算できます。借入額を現在の残高、借入期間を今後の残期間にして計算してみましょう。

今後の家計に影響ないかどうかが一番重要

金利上昇の影響以外に、繰上返済する前に確認してほしいのは次の点です。

・将来の家計収支
これからの収入や支出を予想してみましょう。例えば妻が仕事を辞めるなど収入がダウンすることはありませんか?子が私立に進学するなどで支出がアップすることはありませんか?
家計収支が厳しくなると予想する場合には、手元にお金を残しておく方が安心でしょう。

・今後のライフイベントでまとまったお金が必要なもの
子の入学、独立、家族の記念旅行など、数年以内にまとまったお金を使う予定がある場合には、手元資金を減らしてしまっても、予定のライフイベントに支障がないかどうか、確認しましょう。不安であれば無理はしないことです。

上記の2点に心配がなければ、ボーナスの一部を繰上返済するのも良いでしょう。また、今繰上返済してもよいかどうかは、この記事でも診断してみることができます。

【関連記事】
Yes/Noでわかる!「繰上返済」適応力テスト

繰上返済の時期は早ければ早いほど効果は高くなりますが、繰上返済ができる時期は人それぞれ。大切なボーナスの使い道、しっかり考えて効果的に使ってください。

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