帽子をかぶると薄毛に!?
女性の髪の悩みQ&A……帽子をかぶると薄毛に!?
女性の抜け毛・薄毛の悩み……誰にも相談できずに悩んでいませんか?
若い女性の薄毛……対処法は?
■Q1:20代なのに、髪が薄いんです……。対処法はありますか?A1:若い女性が、通常のヘアサイクルを経ないで髪が抜ける症状「若年性脱毛症」が疑われます。若年性脱毛症は、頭皮や毛母細胞の老化ではなく、さまざまな原因によってヘアサイクルが正しく機能していない状態のこと。正常な場合、5~7年かけてヘアサイクルを繰り返し、髪が生え変わっていきます。若年性脱毛症になると、ヘアサイクルの途中で髪が抜けたり、毛穴から出る本数が少なくなったりして、全体的に薄くなってしまいます。
正常な場合のヘアサイクル (1)成長期(5年~7年) (2)退行期(約2週間) (3)休止期(約3ヵ月) (4)脱毛
参考記事:若い女性でも薄毛に…?若年性脱毛症の恐怖
若い方は新陳代謝が活発なこともあり、原因を特定し、早めに対処することで症状の改善が期待できます。薄毛が気になる女性は、早めに育毛の専門家や頭皮ケア専門サロンに相談しましょう。
帽子をかぶると抜け毛・薄毛の原因になるのか
帽子をかぶることで、抜け毛・薄毛のリスクは高くなる!?
A2:帽子をかぶることで抜け毛・薄毛のリスクは高くなります。しかし、頭皮を清潔に保つことで、リスクは軽減できるでしょう。
帽子をかぶると抜け毛・薄毛のリスクが高くなる一番の理由は、頭皮が蒸れること。頭皮が蒸れることで、皮脂やフケが汗と混じって毛穴につまったり、雑菌が繁殖したり、頭皮にとって好ましくない環境になってしまいます。それが原因で、抜け毛・薄毛のリスクが高くなるというわけです。休憩中などは帽子をとって、汗を拭きとったり、指でとかして風を入れたりし、頭皮が蒸れないようにしましょう。
また、ピンなどで留めると、ピンでひっぱられた部分に力がかかって毛髪が抜けやすく、頭皮や毛穴が傷つくと健康な髪が生まれにくくなるリスクが考えられます。なるべく、同じところにピンを留めないように気をつけるだけでも、抜け毛・薄毛のリスクは低減できるでしょう。
帽子をかぶることが多い女性は、毛穴の汚れを徹底的に落とすことで、清潔な頭皮状態をキープすることができます。週に1回程度、シャンプーの前のオイルマッサージをおすすめします。
頭皮が乾燥する!
Q3:頭皮が乾燥してフケのようなものが出やすく、とても悩んでいます。皮膚薬はべたべたするので控えたいのですが、どうすればよいでしょう。頭皮に化粧水のようなものをつけても大丈夫でしょうか。水分を保持する成分「セラミド」が入っている化粧水を頭皮につけて、頭皮の潤いを守りましょう
化粧水は、保湿性のあるものをおすすめします。乳液でも肌の水分・油分を補えますが、つけすぎると余分な油分が毛穴にたまり、雑菌などが繁殖することがあるので、化粧水を使用したほうがよいでしょう。化粧水を指の腹につけて、前頭部と頭頂部に軽く押さえるようにしてつけましょう。
健康な角質層の内部は、20%前後の水分を保持しています。乾燥した角質層の内部は、水分が10%以下になっています。乾燥頭皮になる原因は、肌表面の角質がはがれて肌の内部の水分・油分の両方が失われること。「洗い過ぎ」「アレルギー」「加齢」によって引き起こされます。
皮膚のようす。左:乾燥している状態 右:潤いがある状態
参考記事:乾燥は大敵!うるおい頭皮は女性の美髪を生む
30代なのに髪が薄くて老けてみられる……
Q4:30代なのに、髪が細くてイヤです! ボリュームがないので、実年齢よりも上に見えてしまいます。どうすれば髪が太くなるでしょうか。バランスのよい食事を摂ることは、髪のコシ・ハリをキープするために大切なこと
A4:やせた髪をすぐに太くするのは難しいことですが、髪が細くても髪の表面のキューティクルを整えることで、コシ・ハリを取り戻すことはできるでしょう。
髪が細くなる、コシ・ハリが失われる原因は、「加齢」「血行不良」「女性ホルモン(エストロゲン)の減少」「脱毛ホルモンの影響」「誤ったヘアケア」が挙げられます。それらを改善するには、髪の外側からのアプローチ(髪の表面に皮膜をつくって乾燥を防ぐ、髪にダメージを与えないようにするなど)、身体の内側からのアプローチ(血行を良くする、リズムの整った生活を送るなど)の両方からのアプローチが大切です。
下記の記事を参考にして、細くなった髪のコシ・ハリを取り戻してください。
参考記事:失われた髪のコシ・ハリUP!でマイナス5歳
いかがでしたか? 髪のことで悩むことがストレスになり、余計に抜け毛・薄毛が進行してしまうことも! 女性のための育毛サロンや薄毛治療の専門家など、早めに相談して、解決してくださいね。
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